平面上に、$n$ 個の円があり、どの2個も異なる2点で交わり、どの3個も1点で交わらないとき、平面がいくつの領域に分割されるかを考える問題です。$n$ 個の円によって平面が $b_n$ 個の領域に分割されるとします。$(n+1)$ 個目の円 $C_{n+1}$ を追加したときに、領域の個数がどのように変化するかを考え、最終的に領域の個数 $b_n$ を求めることが目的です。
2025/6/21
1. 問題の内容
平面上に、 個の円があり、どの2個も異なる2点で交わり、どの3個も1点で交わらないとき、平面がいくつの領域に分割されるかを考える問題です。 個の円によって平面が 個の領域に分割されるとします。 個目の円 を追加したときに、領域の個数がどのように変化するかを考え、最終的に領域の個数 を求めることが目的です。
2. 解き方の手順
まず、 個目の円 は、 個の円と2点ずつ交わるので、 個の交点を持ちます。これらの交点は円 を 個の弧に分割します。
したがって、コ に入るのは です。
次に、 の各弧は、すでに分割されていた領域を2つに分割するので、領域の個数は各弧ごとに1つずつ増えます。したがって、領域は 個増えます。
よって、サ に入るのは 1 です。
したがって、漸化式は となります。
この漸化式を解くために、 であることを利用します(1つの円で平面は2つの領域に分割される)。
...
これらの式を足し合わせると、
したがって、
3. 最終的な答え
コ: 4 ()
サ: 1
シ: 1 ()