平面上に $n$ 本の直線と $n$ 個の円を描いたときに、平面がいくつの領域に分割されるかを求める問題です。ただし、直線と円は問題文中の条件を満たすように描きます。 $n$ 個の円によって分割された領域の個数を $c_n$ とし、$n$ 個の円に $k$ 本の直線を加えたときに分割された領域の個数を $d_k$ とします。$d_0$ と $d_n$ を求め、最終的に $c_n$ を $n$ を用いて表します。

幾何学平面幾何領域分割直線組み合わせ
2025/6/21

1. 問題の内容

平面上に nn 本の直線と nn 個の円を描いたときに、平面がいくつの領域に分割されるかを求める問題です。ただし、直線と円は問題文中の条件を満たすように描きます。 nn 個の円によって分割された領域の個数を cnc_n とし、nn 個の円に kk 本の直線を加えたときに分割された領域の個数を dkd_k とします。d0d_0dnd_n を求め、最終的に cnc_nnn を用いて表します。

2. 解き方の手順

* まず、d0d_0 を求めます。d0d_0nn 個の円だけで平面を分割した領域の個数なので、cnc_n に等しくなります。円が nn 個あるとき、平面は n2n+2n^2 - n + 2 個の領域に分割されます。したがって、d0=cnd_0 = c_n です。
* 次に、dnd_n を求めます。dnd_nnn 個の円に nn 本の直線を加えたときの領域の個数なので、cnc_n に等しくなります。したがって、dn=cnd_n = c_n です。
* 問題文より、cnc_nnn 本の直線と nn 個の円によって平面を分割した領域の個数です。まず、nn 個の円によって平面は n2n+2n^2 - n + 2 個の領域に分割されます。次に、nn 本の直線によって追加される領域の数を考えます。kk 本目の直線は、それまでの k1k-1 本の直線と nn 個の円と交わります。直線が円と2点で交わり、直線同士も異なる点で交わるため、kk 本目の直線は 2n+(k1)2n + (k-1) 個の交点を持ちます。したがって、kk 本目の直線によって 2n+(k1)+1=2n+k2n + (k-1) + 1 = 2n + k 個の領域が追加されます。
nn 本の直線によって追加される領域の総数は、
k=1n(2n+k)=k=1n2n+k=1nk=2n2+n(n+1)2=4n2+n2+n2=5n2+n2\sum_{k=1}^{n} (2n + k) = \sum_{k=1}^{n} 2n + \sum_{k=1}^{n} k = 2n^2 + \frac{n(n+1)}{2} = \frac{4n^2 + n^2 + n}{2} = \frac{5n^2 + n}{2}
よって、nn 本の直線と nn 個の円によって平面が分割される領域の個数は、
cn=n2n+2+5n2+n2=2n22n+4+5n2+n2=7n2n+42c_n = n^2 - n + 2 + \frac{5n^2 + n}{2} = \frac{2n^2 - 2n + 4 + 5n^2 + n}{2} = \frac{7n^2 - n + 4}{2}

3. 最終的な答え

ス: ⑤
セ: ⑤
ソ: 7/2
タ: n2n^2
チ: 4/2 = 2
ツ: 2
求める領域の個数は 72n212n+2\frac{7}{2} n^2 - \frac{1}{2} n + 2 である。

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