円の外部の点Pから円に2本の直線を引き、それぞれ円と2点で交わるようにします。点Pから点Aまでの距離が4cm、点Aから点Bまでの距離が16cm、点Pから点Cまでの距離が$x$ cm、点Cから点Dまでの距離が11cmです。$x$の値を求めます。

幾何学方べきの定理二次方程式図形
2025/4/8

1. 問題の内容

円の外部の点Pから円に2本の直線を引き、それぞれ円と2点で交わるようにします。点Pから点Aまでの距離が4cm、点Aから点Bまでの距離が16cm、点Pから点Cまでの距離がxx cm、点Cから点Dまでの距離が11cmです。xxの値を求めます。

2. 解き方の手順

円の外部の点から円に引いた2本の直線に関するべき乗の定理を利用します。点Pから円への2本の直線について、以下の関係が成り立ちます。
PA×PB=PC×PDPA \times PB = PC \times PD
この問題では、PA=4PA = 4, AB=16AB = 16, PC=xPC = x, CD=11CD = 11 です。
したがって、PB=PA+AB=4+16=20PB = PA + AB = 4 + 16 = 20 です。
同様に、PD=PC+CD=x+11PD = PC + CD = x + 11 です。
上記のべき乗の定理の式にこれらの値を代入すると、
4×20=x×(x+11)4 \times 20 = x \times (x + 11)
80=x2+11x80 = x^2 + 11x
x2+11x80=0x^2 + 11x - 80 = 0
この二次方程式を解きます。因数分解を試みると、
(x+16)(x5)=0(x + 16)(x - 5) = 0
したがって、x=16x = -16 または x=5x = 5 です。
長さは負の数にならないため、x=5x = 5 が解となります。

3. 最終的な答え

5 cm

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