絶対値の不等式を処理します。絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
(1) 2x+5y≥0 のとき ∣2x+5y∣=2x+5y なので、不等式は 2x+5y≤4 となります。これを変形して
5y≤−2x+4 y≤−52x+54 となります。
(2) 2x+5y<0 のとき ∣2x+5y∣=−(2x+5y) なので、不等式は −(2x+5y)≤4 となります。これを変形して
−2x−5y≤4 −5y≤2x+4 5y≥−2x−4 y≥−52x−54 となります。
したがって、求める領域は
y≤−52x+54 かつ 2x+5y≥0 (y≥−52x) と
y≥−52x−54 かつ 2x+5y<0 (y<−52x) の和集合となります。
これは、2x+5y=4 と 2x+5y=−4 の間の領域を表します。 直線 2x+5y=4 と 2x+5y=−4 を描き、その間の領域(境界を含む)が求める領域です。