(1) cosθの値を求める。 四角形ABCDは円に内接しているので、∠C=180∘−θとなる。 三角形ABDと三角形BCDにおいて、余弦定理を用いると、BDの長さについて以下の式が成り立つ。
BD2=AB2+AD2−2⋅AB⋅AD⋅cosθ=22+32−2⋅2⋅3⋅cosθ=13−12cosθ BD2=BC2+CD2−2⋅BC⋅CD⋅cos(180∘−θ)=12+32−2⋅1⋅3⋅(−cosθ)=10+6cosθ これら2つの式から、13−12cosθ=10+6cosθとなる。 18cosθ=3 cosθ=183=61 (2) 四角形ABCDの面積Sを求める。
四角形ABCDの面積Sは、三角形ABDと三角形BCDの面積の和である。
sin2θ+cos2θ=1より、sinθ=1−cos2θ=1−(61)2=1−361=3635=635 sin(180∘−θ)=sinθ=635 三角形ABDの面積は、21⋅AB⋅AD⋅sinθ=21⋅2⋅3⋅635=235 三角形BCDの面積は、21⋅BC⋅CD⋅sin(180∘−θ)=21⋅1⋅3⋅635=435 四角形ABCDの面積Sは、235+435=4235+35=4335