5本の木の太さ $x$ (cm) と高さ $y$ (m) のデータが与えられています。$x$ と $y$ の相関係数 $r$ を求め、小数第3位を四捨五入して答える問題です。ただし、$\sqrt{6}=2.4$ とします。

確率論・統計学相関係数統計平均標準偏差共分散
2025/3/13

1. 問題の内容

5本の木の太さ xx (cm) と高さ yy (m) のデータが与えられています。xxyy の相関係数 rr を求め、小数第3位を四捨五入して答える問題です。ただし、6=2.4\sqrt{6}=2.4 とします。

2. 解き方の手順

まず、xxyy の平均 xˉ\bar{x}, yˉ\bar{y}、標準偏差 sxs_x, sys_y、共分散 sxys_{xy} を求めます。
相関係数 rrr=sxysxsyr = \frac{s_{xy}}{s_x s_y} で計算できます。
データの値は次の通りです。
x=[21,27,29,23,30]x = [21, 27, 29, 23, 30]
y=[13,20,19,17,21]y = [13, 20, 19, 17, 21]
ステップ1: 平均を計算します。
xˉ=21+27+29+23+305=1305=26\bar{x} = \frac{21+27+29+23+30}{5} = \frac{130}{5} = 26
yˉ=13+20+19+17+215=905=18\bar{y} = \frac{13+20+19+17+21}{5} = \frac{90}{5} = 18
ステップ2: 標準偏差を計算します。
xx の偏差の二乗和:
(2126)2+(2726)2+(2926)2+(2326)2+(3026)2=25+1+9+9+16=60(21-26)^2 + (27-26)^2 + (29-26)^2 + (23-26)^2 + (30-26)^2 = 25 + 1 + 9 + 9 + 16 = 60
sx=605=12=23s_x = \sqrt{\frac{60}{5}} = \sqrt{12} = 2\sqrt{3}
yy の偏差の二乗和:
(1318)2+(2018)2+(1918)2+(1718)2+(2118)2=25+4+1+1+9=40(13-18)^2 + (20-18)^2 + (19-18)^2 + (17-18)^2 + (21-18)^2 = 25 + 4 + 1 + 1 + 9 = 40
sy=405=8=22s_y = \sqrt{\frac{40}{5}} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
ステップ3: 共分散を計算します。
xxyy の偏差積の和:
(2126)(1318)+(2726)(2018)+(2926)(1918)+(2326)(1718)+(3026)(2118)=(5)(5)+(1)(2)+(3)(1)+(3)(1)+(4)(3)=25+2+3+3+12=45(21-26)(13-18) + (27-26)(20-18) + (29-26)(19-18) + (23-26)(17-18) + (30-26)(21-18) = (-5)(-5) + (1)(2) + (3)(1) + (-3)(-1) + (4)(3) = 25 + 2 + 3 + 3 + 12 = 45
sxy=455=9s_{xy} = \frac{45}{5} = 9
ステップ4: 相関係数を計算します。
r=sxysxsy=92322=946=9646=368r = \frac{s_{xy}}{s_x s_y} = \frac{9}{2\sqrt{3} \cdot 2\sqrt{2}} = \frac{9}{4\sqrt{6}} = \frac{9\sqrt{6}}{4 \cdot 6} = \frac{3\sqrt{6}}{8}
6=2.4\sqrt{6} = 2.4 を用いて、
r=32.48=7.28=0.9r = \frac{3 \cdot 2.4}{8} = \frac{7.2}{8} = 0.9

3. 最終的な答え

0.9

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