(1) 関数 $y = -2x^3 + 3x^2 - 6$ の極大値と極小値を求める。 (2) 関数 $y = x^3 + kx^2 + 3x + 1$ が常に単調に増加するときの定数 $k$ の値の範囲を求める。 (3) 関数 $f(x) = x^3 + ax^2 + bx - 5$ が $x = -3$ と $x = 1$ で極値をとるときの $a$, $b$ の値を求め、さらに極大値と極小値を求める。
2025/4/8
## 回答
1. 問題の内容
(1) 関数 の極大値と極小値を求める。
(2) 関数 が常に単調に増加するときの定数 の値の範囲を求める。
(3) 関数 が と で極値をとるときの , の値を求め、さらに極大値と極小値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
まず、与えられた関数 を で微分します。
となるのは または のときです。
のとき 、 のとき 、 のとき となるため、 で極小値、 で極大値をとります。
のとき (極小値)
のとき (極大値)
(2)
与えられた関数 を で微分します。
関数 が常に単調に増加するためには、すべての に対して である必要があります。これは、 が常に非負である、つまり2次方程式 の判別式 が であることを意味します。
より なので、。
よって、
(3)
与えられた関数 を で微分します。
が と で極値をとるため、 かつ となります。
これらの連立方程式を解きます。
2式を引き算すると となり、 となります。
より、 なので、 となります。
したがって、
、 であり、 のとき 、 のとき 、 のとき となるため、 で極大値、 で極小値をとります。
(極大値)
(極小値)
3. 最終的な答え
(1) で極大値 をとり、 で極小値 をとる。
(2)
(3) , であり、極大値は , 極小値は である。