右の図形を直線 $l$ の周りに1回転させてできる立体の表面積と体積を求める問題です。図形は半径3の半円と、一辺の長さが3の正方形が組み合わさったものです。

幾何学立体図形表面積体積回転体円柱
2025/4/8

1. 問題の内容

右の図形を直線 ll の周りに1回転させてできる立体の表面積と体積を求める問題です。図形は半径3の半円と、一辺の長さが3の正方形が組み合わさったものです。

2. 解き方の手順

(1) 表面積
回転してできる立体は、半径3の球の半分と、底面の半径が3、高さが3の円柱から、半径3の半球の底面をくり抜いたものになります。
- 半球の表面積: 半球の表面積は、4πr24\pi r^2 の半分なので、2πr22\pi r^2r=3r=3 を代入して、2π(32)=18π2\pi (3^2) = 18\pi
- 円柱の側面積: 円柱の側面積は、2πrh2\pi r hr=3,h=3r=3, h=3 を代入して、2π(3)(3)=18π2\pi(3)(3) = 18\pi
- 円柱の底面積: 円柱の底面積は、πr2\pi r^2r=3r=3を代入して、π(32)=9π\pi(3^2) = 9\pi
- 半球の底面の穴: 半球の底面積は πr2=9π\pi r^2 = 9\piですが、これは穴なので表面積には含まれません。
よって、表面積は、半球の表面積 + 円柱の側面積 + 円柱の底面積 = 18π+18π+9π=45π18\pi + 18\pi + 9\pi = 45\pi
(2) 体積
- 半球の体積: 半球の体積は、43πr3\frac{4}{3}\pi r^3 の半分なので、23πr3\frac{2}{3}\pi r^3r=3r=3 を代入して、23π(33)=23π(27)=18π\frac{2}{3}\pi (3^3) = \frac{2}{3}\pi(27) = 18\pi
- 円柱の体積: 円柱の体積は、πr2h\pi r^2 hr=3,h=3r=3, h=3 を代入して、π(32)(3)=27π\pi (3^2)(3) = 27\pi
よって、体積は、半球の体積 + 円柱の体積 = 18π+27π=45π18\pi + 27\pi = 45\pi

3. 最終的な答え

(1) 表面積: 45π45\pi
(2) 体積: 45π45\pi

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、AB = AC = 13cm、BC = 10cm、AHはBCに対する垂線であり、BH = CH = 5cmである。AHの長さ $x$ を求める。

三角形ピタゴラスの定理三平方の定理辺の長さ直角三角形
2025/4/9

直線 $a$ と直線 $b$ が平行であるとき、$x$ の値を求める。

平行線相似比例式
2025/4/9

円周上に点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。AB=ACであるとき、角xの大きさを求めなさい。ただし、角ABC = 70度とする。

円周角二等辺三角形角度
2025/4/9

相似な2つの正四角錐A, Bがある。Aの体積が$24cm^3$であるとき、Bの体積を求める。

相似体積正四角錐相似比
2025/4/9

(1) 半径9cm、中心角80°のおうぎ形の弧の長さを求める。 (2) (1)のおうぎ形の面積を求める。

おうぎ形弧の長さ面積
2025/4/9

$AE=AG$である二等辺三角形の中に、一辺が13cmの正方形が入っている。$FE=15$cm、$ED=14$cm のとき、三角形$BGC$の面積を求める。

三角形二等辺三角形正方形相似面積
2025/4/9

$EB = 1$ cm, $BD = 2$ cm, $BC = DC$, $\angle EBD = \angle ADC = 90^\circ$ のとき、三角形$AEB$の面積は三角形$ADC$の面...

相似面積直角三角形図形
2025/4/9

図1のような直角三角形を3つ使い、図2を作ったとき、辺BCから頂点Aまでの高さを求める問題です。図1の直角三角形の各辺の長さは、5cm, 3cm, 4cmです。

直角三角形高さ合同三平方の定理
2025/4/9

図1に示す円錐について、以下の問いに答えます。 (イ) 点Dと点Eの間の距離を求めます。 (ウ) 点Fを線分ACの中点としたとき、円錐の側面上に点Eから線分BCと交わるように点Fまで線を引く。このとき...

円錐三平方の定理余弦定理展開図
2025/4/9

三角形ABCにおいて、$BC=11$, $CA=10$, $AB=9$であるとき、 (1) $\cos \angle BAC$ (2) $\sin \angle BAC$ (3) 三角形ABCの面積$...

三角形余弦定理正弦定理面積内接円
2025/4/9