円周上に点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。AB=ACであるとき、角xの大きさを求めなさい。ただし、角ABC = 70度とする。

幾何学円周角二等辺三角形角度
2025/4/9

1. 問題の内容

円周上に点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。AB=ACであるとき、角xの大きさを求めなさい。ただし、角ABC = 70度とする。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCはAB=ACの二等辺三角形であるから、ACB=ABC=70\angle ACB = \angle ABC = 70^\circとなる。
三角形の内角の和は180度なので、BAC\angle BACは以下の式で求められる。
BAC=180ABCACB=1807070=40\angle BAC = 180^\circ - \angle ABC - \angle ACB = 180^\circ - 70^\circ - 70^\circ = 40^\circ
次に、円周角の定理より、BOC=2BAC=2×40=80\angle BOC = 2\angle BAC = 2 \times 40^\circ = 80^\circとなる。
三角形OBCはOB=OCの二等辺三角形であるから、OBC=OCB\angle OBC = \angle OCBである。
三角形の内角の和は180度なので、OBC\angle OBCOCB\angle OCBは以下の式で求められる。
OBC=OCB=(180BOC)/2=(18080)/2=100/2=50\angle OBC = \angle OCB = (180^\circ - \angle BOC) / 2 = (180^\circ - 80^\circ) / 2 = 100^\circ / 2 = 50^\circ
ABO=ABCOBC=7050=20\angle ABO = \angle ABC - \angle OBC = 70^\circ - 50^\circ = 20^\circ
三角形ABOはOA=OBの二等辺三角形であるから、BAO=ABO=20\angle BAO = \angle ABO = 20^\circである。
AOB=180OBABAO=1802020=140\angle AOB = 180^\circ - \angle OBA - \angle BAO = 180^\circ - 20^\circ - 20^\circ = 140^\circ
円周角の定理より、x=BCA=AOB/2=140/2=70x = \angle BCA = \angle AOB / 2 = 140^\circ / 2 = 70^\circ

3. 最終的な答え

x = 20 度

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