A地点からB地点まで、最短距離で進む道順が何通りあるかを求める問題です。図は3x3のマス目状の道を示しています。

離散数学組み合わせ最短経路組み合わせ論
2025/4/9

1. 問題の内容

A地点からB地点まで、最短距離で進む道順が何通りあるかを求める問題です。図は3x3のマス目状の道を示しています。

2. 解き方の手順

最短経路でAからBに行くためには、右に3回、下に3回移動する必要があります。したがって、合計6回の移動のうち、右に移動する3回をどこにするか決めれば、残りの3回は下に移動することになります。これは、6回の移動から右に移動する3回を選ぶ組み合わせの数として計算できます。
組み合わせの公式は次の通りです。
nCr=n!r!(nr)!{}_n C_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
ここで、nnは全体の数、rrは選ぶ数です。
この問題では、n=6n = 6(全体の移動回数)で、r=3r = 3(右への移動回数)となります。
したがって、求める道順の数は次のようになります。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(3×2×1)=6×5×43×2×1=1206=20{}_6 C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(3 \times 2 \times 1)} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = \frac{120}{6} = 20

3. 最終的な答え

20 通り

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