9人の生徒を、A, B, C の3つのグループにそれぞれ3人ずつ分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列グループ分け
2025/4/9

1. 問題の内容

9人の生徒を、A, B, C の3つのグループにそれぞれ3人ずつ分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、9人からAグループの3人を選ぶ組み合わせを計算します。
これは、組み合わせの公式 nCr=n!r!(nr)!{}_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!} を用いて計算します。
9人から3人を選ぶので、9C3{}_9C_3 となります。
9C3=9!3!(93)!=9!3!6!=9×8×73×2×1=3×4×7=84{}_9C_3 = \frac{9!}{3!(9-3)!} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 3 \times 4 \times 7 = 84
次に、残りの6人からBグループの3人を選ぶ組み合わせを計算します。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20{}_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
最後に、残りの3人は自動的にCグループになります。選び方は1通りです。
これらの組み合わせを掛け合わせると、A, B, Cの区別がある場合の分け方が求められます。
84×20×1=168084 \times 20 \times 1 = 1680 通り
しかし、A, B, C のグループに区別がない場合、3つのグループの並び順は考慮する必要がありません。
3つのグループの並び順は 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通りあるので、1680を6で割る必要があります。
16806=280\frac{1680}{6} = 280

3. 最終的な答え

280 通り

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