11人の生徒をA, B, Cの3つのグループに、それぞれ3人、3人、5人に分ける場合の数を求める問題です。

離散数学組み合わせ場合の数順列
2025/4/9

1. 問題の内容

11人の生徒をA, B, Cの3つのグループに、それぞれ3人、3人、5人に分ける場合の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、11人の中からAグループの3人を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは11C3_{11}C_3で表されます。
11C3=11!3!(113)!=11!3!8!=11×10×93×2×1=11×5×3=165_{11}C_3 = \frac{11!}{3!(11-3)!} = \frac{11!}{3!8!} = \frac{11 \times 10 \times 9}{3 \times 2 \times 1} = 11 \times 5 \times 3 = 165
次に、残りの8人の中からBグループの3人を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは8C3_{8}C_3で表されます。
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=8×7=56_{8}C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56
最後に、残った5人はCグループに入ります。Cグループの選び方は5C5=1_{5}C_5 = 1通りです。
AとBのグループ分けは区別がないので、AとBの選び方の組み合わせを2!で割る必要があります。
したがって、AとBのグループの組み合わせは 165×562!=165×28=4620\frac{165 \times 56}{2!} = 165 \times 28 = 4620 となります。
Cグループは残りの5人なので、組み合わせは1通りです。
よって、最終的な組み合わせは 4620通りです。

3. 最終的な答え

4620通り

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