四角形の内角の和は360度であるから、
∠BAD+∠ABC+∠BCD+∠ADC=360∘ これを代入して、
25∘+40∘+25∘+(x+70∘)=360∘ 160∘+x=360∘ x=360∘−160∘ x=200∘ したがって、x=200∘となる。 しかし、図から判断すると、xの値が200度になるのは不自然である。問題文に「円に内接する四角形の性質」とあるので、四角形ABCDは円に内接する四角形であると考えられる。 円に内接する四角形の対角の和は180度であるから、
∠ABC+∠ADC=180∘ 40∘+x+70∘=180∘ x+110∘=180∘ x=180∘−110∘ もしくは、
∠BAD+∠BCD=180∘ 25∘+25∘=50∘=180∘ これは円に内接する四角形ではないので、内角の和を使う必要がある。
円に内接する四角形では、外角はその隣の内角の対角に等しい。
∠ADC=70∘+xの外角は∠ABC=40∘に等しいから、 180−(70+x)=∠ABCではない。 もう一つの考え方として、∠BAC=∠BDC(円周角の定理)が成り立つので、 ∠BAC=70∘である。 四角形の内角の和より、
25+40+25+(x+70)=360 160+x=360 これはありえない。
円に内接する四角形の場合、∠BAD+∠BCD=180∘である必要があるので、25+25=180が成り立たない。 したがって、円に内接する四角形ではない。
∠BAC=∠BDC=xという情報を元に問題を解き進める。 ∠BCA=180−40−25=115∘ ∠CAD=180−(x+70)−25=180−70−25−x=85−x ∠DAB=25=∠DAC+∠CAB 25=85−x+70 25=155−x 答えがおかしいので、この方法では解けない。
正解は、円に内接する四角形であることを利用する。
40+70+x=180 110+x=180