三角形ABCにおいて、点Oは外心である。$\angle BAC = 40^\circ$, $\angle ABO = 30^\circ$のとき、$\angle P$の大きさを求める問題である。

幾何学三角形外心角度円周角二等辺三角形
2025/4/9

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Oは外心である。BAC=40\angle BAC = 40^\circ, ABO=30\angle ABO = 30^\circのとき、P\angle Pの大きさを求める問題である。

2. 解き方の手順

まず、三角形の外心である点Oから各頂点A, B, Cに線を引く。外心の性質より、OA=OB=OCOA = OB = OCとなる。
三角形OABはOA=OBOA = OBの二等辺三角形であるから、OAB=ABO=30\angle OAB = \angle ABO = 30^\circである。
したがって、OAC=BACOAB=4030=10\angle OAC = \angle BAC - \angle OAB = 40^\circ - 30^\circ = 10^\circとなる。
同様に、三角形OACもOA=OCOA = OCの二等辺三角形であるから、OCA=OAC=10\angle OCA = \angle OAC = 10^\circである。
ACB=ACO+OCB=10+OCB\angle ACB = \angle ACO + \angle OCB = 10^\circ + \angle OCBとなる。
ここで、BOC\angle BOCは中心角であり、BAC\angle BACは円周角であるため、BOC=2BAC=2×40=80\angle BOC = 2\angle BAC = 2 \times 40^\circ = 80^\circである。
三角形OBCはOB=OCOB = OCの二等辺三角形であるから、OBC=OCB\angle OBC = \angle OCBであり、OBC+OCB+BOC=180\angle OBC + \angle OCB + \angle BOC = 180^\circである。
2×OCB+80=1802 \times \angle OCB + 80^\circ = 180^\circより、OCB=180802=50\angle OCB = \frac{180^\circ - 80^\circ}{2} = 50^\circとなる。
したがって、ACB=10+50=60\angle ACB = 10^\circ + 50^\circ = 60^\circとなる。
三角形ABCの内角の和は180度であるため、ABC=30+OBC=30+50=80\angle ABC = 30^\circ + \angle OBC = 30^\circ + 50^\circ = 80^\circである。
すると、ABC+BAC+ACB=80+40+60=180\angle ABC + \angle BAC + \angle ACB = 80^\circ + 40^\circ + 60^\circ = 180^\circとなる。
最後に、P=BPC\angle P = \angle BPCを求める。図から、BOC=P\angle BOC = \angle P。したがって、P=80\angle P = 80^\circである。

3. 最終的な答え

P=80\angle P = 80^\circ

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