与えられた問題は全部で5つの小問から構成されています。 (2) 連立不等式 $\begin{cases} 5x - 2a + 1 > 3x + 7 \\ \frac{2x + 3a}{4} > x - 5 \end{cases}$ が解を持つような $a$ の値の範囲を求めます。 (3) 実数全体を全体集合とし、部分集合 $A = \{x | x < -2, 7 \le x \}$, $B = \{x | x < 3\}$ とするとき、$A \cup \overline{B}$ に属する整数の個数を求めます。ここで、$\overline{B}$ は $B$ の補集合を表します。 (4) 2次関数 $y = x^2 - 4x + a$ のグラフの頂点が直線 $y = -x - 4$ 上にあるとき、定数 $a$ の値を求めます。 (5) 2次関数 $y = 2x^2 - 4x + a$ ($0 \le x \le 3$) の最小値が 1 のとき、$a$ の値を求め、最大値を求めます。 (6) 2次方程式 $3x^2 + (k+2)x + k+2 = 0$ が重解を持つとき、正の定数 $k$ の値を求めます。

代数学不等式集合2次関数2次方程式判別式
2025/4/9

1. 問題の内容

与えられた問題は全部で5つの小問から構成されています。
(2) 連立不等式 {5x2a+1>3x+72x+3a4>x5\begin{cases} 5x - 2a + 1 > 3x + 7 \\ \frac{2x + 3a}{4} > x - 5 \end{cases} が解を持つような aa の値の範囲を求めます。
(3) 実数全体を全体集合とし、部分集合 A={xx<2,7x}A = \{x | x < -2, 7 \le x \}, B={xx<3}B = \{x | x < 3\} とするとき、ABA \cup \overline{B} に属する整数の個数を求めます。ここで、B\overline{B}BB の補集合を表します。
(4) 2次関数 y=x24x+ay = x^2 - 4x + a のグラフの頂点が直線 y=x4y = -x - 4 上にあるとき、定数 aa の値を求めます。
(5) 2次関数 y=2x24x+ay = 2x^2 - 4x + a (0x30 \le x \le 3) の最小値が 1 のとき、aa の値を求め、最大値を求めます。
(6) 2次方程式 3x2+(k+2)x+k+2=03x^2 + (k+2)x + k+2 = 0 が重解を持つとき、正の定数 kk の値を求めます。

2. 解き方の手順

(2)
まず、それぞれの不等式を解きます。
5x2a+1>3x+75x - 2a + 1 > 3x + 7 より、
2x>2a+62x > 2a + 6
x>a+3x > a + 3
2x+3a4>x5\frac{2x + 3a}{4} > x - 5 より、
2x+3a>4x202x + 3a > 4x - 20
2x>3a20-2x > -3a - 20
x<3a+202x < \frac{3a + 20}{2}
連立不等式が解を持つためには、a+3<3a+202a+3 < \frac{3a+20}{2} でなければなりません。
2(a+3)<3a+202(a+3) < 3a+20
2a+6<3a+202a + 6 < 3a + 20
a<14-a < 14
a>14a > -14
(3)
A={xx<2,7x}A = \{x | x < -2, 7 \le x \}
B={xx<3}B = \{x | x < 3\}
B={xx3}\overline{B} = \{x | x \ge 3\}
AB={xx<2,3x}A \cup \overline{B} = \{x | x < -2, 3 \le x \}
ABA \cup \overline{B} に属する整数は、3,4,5,...-3, -4, -5, ...3,4,5,...3, 4, 5, ... です。
したがって、ABA \cup \overline{B} に属する整数は無限個存在します。問題文に誤りがある可能性があります。しかし、問題文通りに解釈すると、無限個となります。
(4)
y=x24x+a=(x2)24+ay = x^2 - 4x + a = (x-2)^2 - 4 + a
頂点の座標は (2,4+a)(2, -4+a) です。
この頂点が直線 y=x4y = -x - 4 上にあるので、
4+a=24-4+a = -2 - 4
4+a=6-4+a = -6
a=2a = -2
(5)
y=2x24x+a=2(x22x)+a=2(x1)22+ay = 2x^2 - 4x + a = 2(x^2 - 2x) + a = 2(x-1)^2 - 2 + a
0x30 \le x \le 3 における最小値は、x=1x = 1 のときで、y=2+ay = -2+a となります。
2+a=1-2 + a = 1 より、a=3a = 3
x=3x = 3 のとき、y=2(31)22+3=2(4)+1=9y = 2(3-1)^2 - 2 + 3 = 2(4) + 1 = 9
したがって、最大値は 9 です。
(6)
2次方程式 3x2+(k+2)x+k+2=03x^2 + (k+2)x + k+2 = 0 が重解を持つためには、判別式 D=0D = 0 でなければなりません。
D=(k+2)24(3)(k+2)=0D = (k+2)^2 - 4(3)(k+2) = 0
(k+2)(k+212)=0(k+2)(k+2 - 12) = 0
(k+2)(k10)=0(k+2)(k-10) = 0
k=2,10k = -2, 10
正の定数 kk の値を求めるので、k=10k = 10 です。

3. 最終的な答え

(2) a>14a > -14
(3) 無限個
(4) a=2a = -2
(5) a=3a = 3、最大値は 9
(6) k=10k = 10

「代数学」の関連問題

与えられた式 $3(a^2 - 5a + 2)$ を展開し、式 $イa^2 - ウa + エ$ の $イ$, $ウ$, $エ$ に当てはまる数を求める問題です。

展開多項式代数式
2025/4/14

与えられた式 $2a + 8b - a + b = a + \boxed{?}b$ の空欄に当てはまる数を求める問題です。

式の計算一次式係数
2025/4/14

問題は以下の通りです。 問1. 次の計算をせよ。 (1) $(1+\sqrt{3}i)^3$ (2) $(3-\sqrt{3}i)^4$ (3) $(-3-3i)^4$ (4) $(-1+i)^{10...

複素数ド・モアブルの定理複素数の計算
2025/4/14

与えられた画像にある演習問題1の設問5を解く問題です。 具体的には、複素数の積と商を計算し、$a+bi$ の形で表します。 (1) $3(\cos\frac{\pi}{16} + i\sin\frac...

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/4/14

複素数の計算問題です。以下の3つの複素数の式を計算して、最も簡単な形で表す必要があります。 (1) $\frac{1+2i}{2+3i}$ (2) $\frac{1-i}{1+i}$ (3) $\fr...

複素数複素数の計算共役複素数割り算
2025/4/14

与えられた複素数に対して、その共役複素数を求める問題です。共役複素数とは、複素数の虚部($i$の係数)の符号を反転させたものです。

複素数共役複素数
2025/4/14

画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、計算問題、因数分解、方程式、関数のグラフ、不等式の問題があります。

計算因数分解方程式関数のグラフ不等式二次方程式連立方程式
2025/4/14

与えられた式を簡略化する問題です。式は $(a^2b^3)^3 \div (-\frac{3}{2}b)^2 \times (\frac{3}{2}ab^2)^3$ です。

式の計算指数法則文字式簡略化
2025/4/14

与えられた数式に基づいて、$y$ の値を計算する問題です。 最初の問題は、$y = 2x + 3$ で、$x = 1$ のときの $y$ の値を求めます。 次の問題は、$y = 2(x - 3)^2 ...

数式の評価一次関数二次関数代入
2025/4/14

X区役所とY区役所を結ぶ道路があり、Aは徒歩でX区役所からY区役所へ向かい、BはAの出発の10分後に自転車でY区役所を出発してX区役所へ向かった。2人が出会った時点から、Aは25分後にY区役所に到着し...

方程式連立方程式速さ文章問題
2025/4/14