(1) 複素数の積を計算します。
複素数の極形式の積は、絶対値の積と偏角の和で求められます。
z1=r1(cosθ1+isinθ1), z2=r2(cosθ2+isinθ2) のとき、 z1z2=r1r2(cos(θ1+θ2)+isin(θ1+θ2)) したがって、
3(cos16π+isin16π)×2(cos163π+isin163π)=32(cos(16π+163π)+isin(16π+163π)) =32(cos164π+isin164π)=32(cos4π+isin4π) =32(22+i22)=3(1+i)=3+3i (2) 複素数の商を計算します。
複素数の極形式の商は、絶対値の商と偏角の差で求められます。
z1=r1(cosθ1+isinθ1), z2=r2(cosθ2+isinθ2) のとき、 z2z1=r2r1(cos(θ1−θ2)+isin(θ1−θ2)) したがって、
8(cos1514π+isin1514π)÷2(cos10π+isin10π)=4(cos(1514π−10π)+isin(1514π−10π)) =4(cos(3028π−3π)+isin(3028π−3π))=4(cos3025π+isin3025π)=4(cos65π+isin65π) =4(−23+i21)=−23+2i