(1) 中学生2人、高校生3人の中からくじでリーダーと副リーダーを1人ずつ選ぶとき、リーダーと副リーダーがともに高校生になる確率を求める。 (2) 数字が書かれた4枚のカード1, 2, 3, 4がある。この4枚のカードをよくきってから同時に2枚のカードを引くとき、少なくとも1枚は奇数のカードを引く確率を求める。 (3) 1個のサイコロを2回投げるとき、出る目の数の積が6になる確率を求める。

確率論・統計学確率場合の数組み合わせ事象
2025/4/9

1. 問題の内容

(1) 中学生2人、高校生3人の中からくじでリーダーと副リーダーを1人ずつ選ぶとき、リーダーと副リーダーがともに高校生になる確率を求める。
(2) 数字が書かれた4枚のカード1, 2, 3, 4がある。この4枚のカードをよくきってから同時に2枚のカードを引くとき、少なくとも1枚は奇数のカードを引く確率を求める。
(3) 1個のサイコロを2回投げるとき、出る目の数の積が6になる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、リーダーの選び方を考える。リーダーが高校生になる確率は 35\frac{3}{5} である。
次に、副リーダーの選び方を考える。リーダーが高校生であるという条件の下で、副リーダーも高校生になる確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2} である。
したがって、リーダーと副リーダーがともに高校生になる確率は、
35×12=310\frac{3}{5} \times \frac{1}{2} = \frac{3}{10}
(2)
4枚のカードから2枚を引く場合の総数は 4C2=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りである。
少なくとも1枚が奇数のカードである場合の余事象は、2枚とも偶数のカードを引く場合である。偶数のカードは2, 4の2枚なので、2枚とも偶数のカードを引く場合の数は 2C2=1_2C_2 = 1 通りである。
したがって、少なくとも1枚が奇数のカードを引く場合の数は 61=56 - 1 = 5 通りである。
よって、少なくとも1枚は奇数のカードを引く確率は 56\frac{5}{6} である。
(3)
サイコロを2回投げたときの目の出方の総数は 6×6=366 \times 6 = 36 通りである。
2つの目の積が6になるのは、(1, 6), (2, 3), (3, 2), (6, 1)の4通りである。
したがって、目の積が6になる確率は 436=19\frac{4}{36} = \frac{1}{9} である。

3. 最終的な答え

(1) 310\frac{3}{10}
(2) 56\frac{5}{6}
(3) 19\frac{1}{9}

「確率論・統計学」の関連問題

3つのサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出た目を $X$, $Y$, $Z$ とします。このとき、$X + Y + Z$ の分散を求めなさい。

分散確率変数サイコロ期待値
2025/4/13

確率変数 $X$ の期待値 $E(X) = -3$、分散 $V(X) = 5$、確率変数 $Y$ の期待値 $E(Y) = 2$、分散 $V(Y) = 4$ である。$X$ と $Y$ は互いに独立で...

期待値分散標準偏差確率変数独立
2025/4/13

3つのサイコロを同時に投げたとき、それぞれの出目を $X, Y, Z$ とします。積 $XYZ$ の期待値を求めます。

期待値確率サイコロ
2025/4/13

確率変数 $X$ と $Y$ が互いに独立で、それぞれの確率分布が与えられている。積 $XY$ の期待値 $E[XY]$ を求める。$X$ は $1$ と $3$ の値をとり、それぞれの確率は $P(...

確率変数期待値独立性確率分布
2025/4/13

大小2個のサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出る目をX, Yとする。確率変数X, Yが独立であることを確かめる問題です。

確率確率変数独立性サイコロ確率分布
2025/4/13

例5において、確率変数XとYの取る任意の値aとbについて、$P(X=a, Y=b) = P(X=a)P(Y=b)$が成り立つことを確認する問題です。この式は、XとYが独立であるということを示しています...

確率確率変数独立性同時確率
2025/4/13

10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨をそれぞれ1枚ずつ、合計3枚同時に投げたとき、表が出た硬貨の金額の和の期待値を求めよ。

期待値確率コイン
2025/4/13

正五角形ABCDEの頂点AにいるPさんが、さいころを振って出た目の数だけ反時計回りに頂点を移動する。 (1) さいころを1回振ったとき、Pさんが頂点Bにいる確率を求める。 (2) さいころを2回振った...

確率サイコロ期待値場合の数確率分布
2025/4/13

## 問題の内容

確率サイコロ正五角形場合の数
2025/4/13

3つのサイコロを同時に投げ、それぞれの出目を $X, Y, Z$ とするとき、出目の和 $X+Y+Z$ の期待値を求める問題です。

期待値確率変数サイコロ線形性
2025/4/13