メネラウスの定理を使います。三角形ABRと直線CQについて、以下の式が成り立ちます。
QBAQ⋅CRBC⋅OARO=1 問題文より、AQ:QB=2:3 なので、QBAQ=32。また、BR:RC=4:5なので、BC:CR=(4+5):5=9:5。よって、CRBC=59。 上記のメネラウスの定理の式にこれらの値を代入すると、
32⋅59⋅OARO=1 1518⋅OARO=1 56⋅OARO=1 OARO=65 したがって、OA:RO=6:5。 次に、チェバの定理を使います。三角形ABCに点Oがあるとき、以下の式が成り立ちます。
QBAQ⋅RCBR⋅PACP=1 ここで、点Pは直線AOと辺BCの交点です。問題文では与えられていないので、新たに設定します。
QBAQ=32、RCBR=54なので、これを代入すると、 32⋅54⋅PACP=1 158⋅PACP=1 PACP=815 ここで、ベクトルを使って考えます。
OA=a, OB=b, OC=cとします。 点Qは辺ABを2:3に内分するので、OQ=53a+2b。 点Rは辺BCを4:5に内分するので、OR=95b+4c。 また、OP=238a+15c。 ここで、CO:OQの比を求めたいので、ベクトルOCとOQの関係を見る必要があります。 点Oは三角形ABCの内部にあるので、AO,BO,COの延長線はそれぞれ対辺と交わります。
問題文の図より、点Oは三角形ABCの内部にあり、AQ:QB=2:3、BR:RC=4:5なので、CO:OQを求めるために、まずはOQをCOとOAの線形結合で表すことを考えます。
しかし、この問題では、メネラウスの定理を使うことで直接的にCO:OQを求めることができます。
三角形ABRと直線CQに注目すると、
QBAQ⋅CRBC⋅OARO=1 が成立します。QBAQ=32, CRBC=54+5=59なので、代入して、 32⋅59⋅OARO=1 56⋅OARO=1 OARO=65 OA:OR=6:5 よって,AR:AO=11:6 次に三角形CBQと直線ARに注目すると、
RCBR⋅AOCA⋅QBOQ=1 RCBR=54、AQQB=23 QBOQ=35 AQOQ=610 CQOC=2441 チェバの定理より,
QBAQ⋅RCBR⋅PACP=1 32⋅54⋅PACP=1 PACP=815 OC=xOQとおくと、CO:OQ=x:1となる。 ここで、メネラウスの定理を用いると、CO:OQ = 8:3になる。