(1) 25! を計算したとき、末尾に0が連続して何個並ぶか求めます。 (2) 直線 $y = -x + 6$ が円 $x^2 + y^2 = 25$ によって切り取られる弦の長さを求めます。 (3) 円 $x^2 + y^2 - 2x - 4y - 3 = 0$ と直線 $x + 2y = 5$ の2つの交点と点 (3, 2) を通る円の中心と半径を求めます。 (4) 直線 $l: x + 2y - 3 = 0$ に関して、点 $P(0, -2)$ と対称な点 $Q$ の座標を求めます。

その他場合の数直線幾何学座標平面数論
2025/4/10

1. 問題の内容

(1) 25! を計算したとき、末尾に0が連続して何個並ぶか求めます。
(2) 直線 y=x+6y = -x + 6 が円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 によって切り取られる弦の長さを求めます。
(3) 円 x2+y22x4y3=0x^2 + y^2 - 2x - 4y - 3 = 0 と直線 x+2y=5x + 2y = 5 の2つの交点と点 (3, 2) を通る円の中心と半径を求めます。
(4) 直線 l:x+2y3=0l: x + 2y - 3 = 0 に関して、点 P(0,2)P(0, -2) と対称な点 QQ の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
25! の末尾に連続する 0 の個数を求めるには、25! が 10 で何回割り切れるかを調べます。10 = 2 × 5 なので、25! に含まれる 5 の因数の個数を調べれば十分です。25 までの整数のうち、5 の倍数は 5, 10, 15, 20, 25 の 5 個です。さらに、25 = 5 × 5 なので、5 の因数はもう 1 個追加されます。したがって、25! に含まれる 5 の因数は 5 + 1 = 6 個です。
(2)
x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 の中心は原点 (0, 0) であり、半径は 5 です。直線 y=x+6y = -x + 6 と原点の距離 dd を求めます。
x+y6=0x + y - 6 = 0 より、点と直線の距離の公式から、d=0+0612+12=62=32d = \frac{|0 + 0 - 6|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{6}{\sqrt{2}} = 3\sqrt{2}
弦の長さを ll とすると、三平方の定理より、(l/2)2+d2=52(l/2)^2 + d^2 = 5^2
(l/2)2+(32)2=25(l/2)^2 + (3\sqrt{2})^2 = 25
(l/2)2+18=25(l/2)^2 + 18 = 25
(l/2)2=7(l/2)^2 = 7
l/2=7l/2 = \sqrt{7}
l=27l = 2\sqrt{7}
(3)
x2+y22x4y3=0x^2 + y^2 - 2x - 4y - 3 = 0 は、(x1)2+(y2)2=8(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = 8 と変形できるので、中心は (1, 2) で半径は 222\sqrt{2} です。
直線 x+2y=5x + 2y = 5 との交点を求めます。x=52yx = 5 - 2y を円の式に代入すると、
(52y)2+y22(52y)4y3=0(5 - 2y)^2 + y^2 - 2(5 - 2y) - 4y - 3 = 0
2520y+4y2+y210+4y4y3=025 - 20y + 4y^2 + y^2 - 10 + 4y - 4y - 3 = 0
5y220y+12=05y^2 - 20y + 12 = 0
y=20±40024010=20±16010=20±41010=2±2105y = \frac{20 \pm \sqrt{400 - 240}}{10} = \frac{20 \pm \sqrt{160}}{10} = \frac{20 \pm 4\sqrt{10}}{10} = 2 \pm \frac{2\sqrt{10}}{5}
x=52y=52(2±2105)=544105=14105x = 5 - 2y = 5 - 2(2 \pm \frac{2\sqrt{10}}{5}) = 5 - 4 \mp \frac{4\sqrt{10}}{5} = 1 \mp \frac{4\sqrt{10}}{5}
2つの交点は、(1+4105,22105)(1 + \frac{4\sqrt{10}}{5}, 2 - \frac{2\sqrt{10}}{5})(14105,2+2105)(1 - \frac{4\sqrt{10}}{5}, 2 + \frac{2\sqrt{10}}{5}) です。
求める円の中心を (a, b) とすると、中心 (a, b) は3点からの距離が等しい。
よって、r2=(a3)2+(b2)2r^2=(a-3)^2+(b-2)^2
r2=(a(1+4105))2+(b(22105))2r^2=(a-(1 + \frac{4\sqrt{10}}{5}))^2+(b-(2 - \frac{2\sqrt{10}}{5}))^2
r2=(a(14105))2+(b(2+2105))2r^2=(a-(1 - \frac{4\sqrt{10}}{5}))^2+(b-(2 + \frac{2\sqrt{10}}{5}))^2
連立方程式を解くと、a=3, b=2となります。よって中心(3,2)
円の中心が(3,2)ということは、(3,2)を通る円で、中心が(3,2)なので、半径0になります。
(4)
直線 l:x+2y3=0l: x + 2y - 3 = 0 に関して、点 P(0,2)P(0, -2) と対称な点 Q(x,y)Q(x, y) を求めます。
線分 PQPQ の中点 (x2,y22)(\frac{x}{2}, \frac{y-2}{2}) は直線 ll 上にあるので、
x2+2(y22)3=0\frac{x}{2} + 2(\frac{y-2}{2}) - 3 = 0
x+2(y2)6=0x + 2(y-2) - 6 = 0
x+2y10=0x + 2y - 10 = 0
直線 PQPQ は直線 ll と垂直なので、傾きの積は -1 です。
直線 ll の傾きは 12-\frac{1}{2} なので、直線 PQPQ の傾きは 2 です。
y(2)x0=2\frac{y - (-2)}{x - 0} = 2
y+2=2xy + 2 = 2x
y=2x2y = 2x - 2
x+2(2x2)10=0x + 2(2x - 2) - 10 = 0
x+4x410=0x + 4x - 4 - 10 = 0
5x=145x = 14
x=145x = \frac{14}{5}
y=2(145)2=285105=185y = 2(\frac{14}{5}) - 2 = \frac{28}{5} - \frac{10}{5} = \frac{18}{5}
したがって、Q(145,185)Q(\frac{14}{5}, \frac{18}{5})

3. 最終的な答え

(1) 6 個
(2) 272\sqrt{7}
(3) 中心:(3, 2)、半径:0
(4) (145,185)(\frac{14}{5}, \frac{18}{5})

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