与えられた極限を計算する問題です。 極限は $\lim_{h \to +0} \left( e^h + \frac{e^h - 1}{h} \right)$ です。

解析学極限微分指数関数
2025/4/10

1. 問題の内容

与えられた極限を計算する問題です。
極限は
limh+0(eh+eh1h)\lim_{h \to +0} \left( e^h + \frac{e^h - 1}{h} \right)
です。

2. 解き方の手順

まず、極限の性質を利用して、和の極限を極限の和に分解します。
limh+0(eh+eh1h)=limh+0eh+limh+0eh1h\lim_{h \to +0} \left( e^h + \frac{e^h - 1}{h} \right) = \lim_{h \to +0} e^h + \lim_{h \to +0} \frac{e^h - 1}{h}
次に、それぞれの極限を計算します。
ehe^hhhについて連続なので、
limh+0eh=e0=1\lim_{h \to +0} e^h = e^0 = 1
また、limh+0eh1h\lim_{h \to +0} \frac{e^h - 1}{h}は、exe^xx=0x=0における微分係数の定義そのものです。
つまり、
limh+0ehe0h0=ddxexx=0=exx=0=e0=1\lim_{h \to +0} \frac{e^h - e^0}{h-0} = \frac{d}{dx} e^x \Big|_{x=0} = e^x \Big|_{x=0} = e^0 = 1
したがって、
limh+0(eh+eh1h)=1+1=2\lim_{h \to +0} \left( e^h + \frac{e^h - 1}{h} \right) = 1 + 1 = 2

3. 最終的な答え

limh+0(eh+eh1h)=2\lim_{h \to +0} \left( e^h + \frac{e^h - 1}{h} \right) = 2

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