各数について、常用対数を取り、その値から小数で表したときの桁数を推測します。
(1) 0.510 について A=0.510 とおくと、 log10A=log10(0.510)=10log100.5=10log1021=10(log101−log102)=10(0−log102) log102≈0.3010 とすると、 log10A=10(−0.3010)=−3.010=−4+0.990 これは、小数第4位に初めて0でない数字が現れることを意味します。
(2) 0.310 について B=0.310 とおくと、 log10B=log10(0.310)=10log100.3=10log10103=10(log103−log1010)=10(log103−1) log103≈0.4771 とすると、 log10B=10(0.4771−1)=10(−0.5229)=−5.229=−6+0.771 これは、小数第6位に初めて0でない数字が現れることを意味します。
(3) (31)30 について C=(31)30=3−30 とおくと、 log10C=log10(3−30)=−30log103 log103≈0.4771 とすると、 log10C=−30(0.4771)=−14.313=−15+0.687 これは、小数第15位に初めて0でない数字が現れることを意味します。