1から5までの数字が書かれた5枚のカードから、2枚のカードを順番に取り出し、2桁の整数を作ります。このとき、以下の問いに答えます。 (1) 2桁の整数の総数を求めます。 (2) 作られた整数が5の倍数である確率を求めます。 (3) 作られた整数が30以上である確率を求めます。 (4) 作られた整数が3の倍数である確率を求めます。

確率論・統計学確率場合の数整数
2025/4/10
## 問題32

1. 問題の内容

1から5までの数字が書かれた5枚のカードから、2枚のカードを順番に取り出し、2桁の整数を作ります。このとき、以下の問いに答えます。
(1) 2桁の整数の総数を求めます。
(2) 作られた整数が5の倍数である確率を求めます。
(3) 作られた整数が30以上である確率を求めます。
(4) 作られた整数が3の倍数である確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2桁の整数の総数
1桁目の数字は5通り、2桁目の数字は1桁目で選んだ数字以外の4通りです。
したがって、2桁の整数の総数は 5×4=205 \times 4 = 20 通りです。
(2) 5の倍数である確率
5の倍数になるのは、2桁目の数字が5の場合です。
1桁目の数字は1,2,3,4の4通りがあります。
したがって、5の倍数の数は4通りです。
確率は 420=15\frac{4}{20} = \frac{1}{5} です。
(3) 30以上である確率
30以上の整数は、31, 32, 34, 35, 41, 42, 43, 45, 51, 52, 53, 54の12個です。
したがって、30以上である確率は 1220=35\frac{12}{20} = \frac{3}{5} です。
(4) 3の倍数である確率
3の倍数になるのは、各位の数の和が3の倍数になるときです。
考えられる組み合わせは、
12, 15, 21, 24, 33, 36, 42, 45, 51, 54
このうち実際に存在するのは、
12, 15, 21, 24, 42, 45, 51, 54 の8個です。
したがって、3の倍数である確率は 820=25\frac{8}{20} = \frac{2}{5} です。

3. 最終的な答え

(1) 20通り
(2) 15\frac{1}{5}
(3) 35\frac{3}{5}
(4) 25\frac{2}{5}
## 問題33

1. 問題の内容

2,3,5,7の数字が書かれた4枚のカードから、3枚のカードを順番に取り出し、3桁の整数を作ります。このとき、以下の問いに答えます。
(1) 3桁の整数の総数を求めます。
(2) 作られた整数が5の倍数である確率を求めます。
(3) 作られた整数が奇数となる確率を求めます。
(4) 作られた整数が500より大きくなる確率を求めます。
(5) 百の位の数をa、十の位の数をb、一の位の数をcとするとき、a < b < cとなる確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 3桁の整数の総数
1桁目の数字は4通り、2桁目の数字は1桁目で選んだ数字以外の3通り、3桁目の数字は1,2桁目で選んだ数字以外の2通りです。
したがって、3桁の整数の総数は 4×3×2=244 \times 3 \times 2 = 24 通りです。
(2) 5の倍数である確率
5の倍数になるのは、3桁目の数字が5の場合です。
1桁目の数字は2,3,7の3通り、2桁目の数字は1桁目と5以外の2通りです。
したがって、5の倍数の数は 3×2=63 \times 2 = 6 通りです。
確率は 624=14\frac{6}{24} = \frac{1}{4} です。
(3) 奇数となる確率
奇数となるのは、3桁目の数字が3,5,7の場合です。
1桁目の数字は4通り、2桁目の数字は1桁目と3桁目で選んだ数字以外の2通りです。
したがって、奇数の数は4×3×2/2=184 \times 3 \times 2/ 2 = 18通りなので、
奇数となる確率は、一の位が3、7、5のときなので、
232+132=182*3*2+1*3*2=18
1824=34\frac{18}{24} = \frac{3}{4} です。
(4) 500より大きくなる確率
500より大きくなるのは、1桁目の数字が5または7の場合です。
1桁目の数字が5,7の場合、2桁目の数字は3通り、3桁目の数字は2通りです。
したがって、500より大きくなる整数は 2×3×2=122 \times 3 \times 2 = 12 通りです。
確率は 1224=12\frac{12}{24} = \frac{1}{2} です。
(5) a < b < cとなる確率
a,b,cの数字の組み合わせは、2,3,5または2,3,7または2,5,7または3,5,7です。
このうち、a < b < cとなるのは、235, 237, 257, 357の4通りです。
確率は 424=16\frac{4}{24} = \frac{1}{6} です。

3. 最終的な答え

(1) 24通り
(2) 14\frac{1}{4}
(3) 34\frac{3}{4}
(4) 12\frac{1}{2}
(5) 16\frac{1}{6}

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