15個のシュークリームがあり、うち13個はカスタードクリーム、2個はわさびクリームが入っています。3人が順番に1つずつシュークリームを食べるとき、3人目がわさびクリーム入りのシュークリームを食べる確率を求めます。

確率論・統計学確率条件付き確率組み合わせ
2025/4/14

1. 問題の内容

15個のシュークリームがあり、うち13個はカスタードクリーム、2個はわさびクリームが入っています。3人が順番に1つずつシュークリームを食べるとき、3人目がわさびクリーム入りのシュークリームを食べる確率を求めます。

2. 解き方の手順

3人目がわさびクリーム入りのシュークリームを食べる確率を求めるには、以下の2つの場合を考えます。
* 1人目と2人目がカスタードクリームのシュークリームを選び、3人目がわさびクリーム入りのシュークリームを食べる。
* 1人目がカスタードクリームのシュークリーム、2人目がわさびクリームのシュークリームを選び、3人目が残りのわさびクリーム入りのシュークリームを食べる。
* 1人目がわさびクリームのシュークリーム、2人目がカスタードクリームのシュークリームを選び、3人目が残りのわさびクリーム入りのシュークリームを食べる。
それぞれの確率を計算し、それらを足し合わせることで、3人目がわさびクリーム入りのシュークリームを食べる確率を求めます。
(1) 1人目と2人目がカスタードクリームを選び、3人目がわさびクリームを食べる確率:
1人目がカスタードクリームを食べる確率は 1315\frac{13}{15} です。
2人目がカスタードクリームを食べる確率は 1214\frac{12}{14} です(シュークリームの総数が14個に減り、カスタードクリームは12個残っているからです)。
3人目がわさびクリームを食べる確率は 213\frac{2}{13} です(シュークリームの総数が13個に減り、わさびクリームは2個残っているからです)。
よって、この場合の確率は 1315×1214×213=3122730\frac{13}{15} \times \frac{12}{14} \times \frac{2}{13} = \frac{312}{2730} です。
(2) 1人目がカスタードクリーム、2人目がわさびクリーム、3人目が残りのわさびクリームを食べる確率:
1人目がカスタードクリームを食べる確率は 1315\frac{13}{15} です。
2人目がわさびクリームを食べる確率は 214\frac{2}{14} です(シュークリームの総数が14個に減り、わさびクリームは2個残っているからです)。
3人目が残りのわさびクリームを食べる確率は 113\frac{1}{13} です(シュークリームの総数が13個に減り、わさびクリームは1個残っているからです)。
よって、この場合の確率は 1315×214×113=262730\frac{13}{15} \times \frac{2}{14} \times \frac{1}{13} = \frac{26}{2730} です。
(3) 1人目がわさびクリーム、2人目がカスタードクリーム、3人目が残りのわさびクリームを食べる確率:
1人目がわさびクリームを食べる確率は 215\frac{2}{15} です。
2人目がカスタードクリームを食べる確率は 1314\frac{13}{14} です(シュークリームの総数が14個に減り、カスタードクリームは13個残っているからです)。
3人目が残りのわさびクリームを食べる確率は 113\frac{1}{13} です(シュークリームの総数が13個に減り、わさびクリームは1個残っているからです)。
よって、この場合の確率は 215×1314×113=262730\frac{2}{15} \times \frac{13}{14} \times \frac{1}{13} = \frac{26}{2730} です。
3人目がわさびクリームを食べる確率は、これらの確率を足し合わせたものです。
3122730+262730+262730=3642730=215\frac{312}{2730} + \frac{26}{2730} + \frac{26}{2730} = \frac{364}{2730} = \frac{2}{15}

3. 最終的な答え

215\frac{2}{15}

「確率論・統計学」の関連問題

(1) 散布図から、人口あたりの耕地面積と食料自給率の相関係数$r$の範囲を求める。 (2) 散布図から読み取れる内容として正しいものを選ぶ。 (3) 耕地面積の単位をhaからkm$^2$に変更したと...

相関係数分散共分散単位変換散布図統計量
2025/4/15

この問題は、2012年における47都道府県別の人口あたりの耕地面積(ha/千人)を変量 $x$ 、食料自給率(%)を変量 $y$ として、与えられた散布図から情報を読み取り、統計的な解析を行うものです...

相関散布図分散共分散相関係数統計
2025/4/15

1から4までの数字が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引いたとき、それらの数字の和を確率変数 $X$ とします。確率変数 $X$ の期待値 $E(X)$ を求めます。

確率期待値組み合わせ
2025/4/15

サイコロXとサイコロYを同時に振ったとき、出た目の積が3の倍数になる組み合わせが何通りあるかを求める問題です。ただし、(X=1, Y=6) と (X=6, Y=1) のように順番が異なるだけの組み合わ...

確率サイコロ組み合わせ
2025/4/15

大小2つのサイコロを振ったとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求めよ。

確率サイコロ場合の数余事象
2025/4/15

10枚の封筒があり、そのうち1枚に10000円、2枚に5000円が入っている。残りの7枚は空である。これらの封筒から2枚を選んだとき、合計金額が10000円になる確率を求め、約分した分数で答える。

確率組み合わせ期待値
2025/4/15

ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

確率統計割合データの分析
2025/4/14

みかん25個の重さの度数分布表が与えられている。 (1) 最頻値を求める。 (2) 110g以上140g未満の階級の相対度数を求める。

度数分布最頻値相対度数統計
2025/4/14

5本のくじの中に当たりくじが3本ある。太郎、花子、次郎の順に1本ずつくじを引くとき、3人とも当たりを引かない確率を求める問題である。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

硬貨を4回投げる。2回目に表が出たという条件のもとで、4回目にも表が出る確率を求める。

確率条件付き確率事象コイン
2025/4/14