右の図は、2種類の三角定規を組み合わせた図である。$BC = 4$ として、$EF$ の長さを求める問題である。

幾何学三角定規直角三角形相似三平方の定理角度
2025/4/10

1. 問題の内容

右の図は、2種類の三角定規を組み合わせた図である。BC=4BC = 4 として、EFEF の長さを求める問題である。

2. 解き方の手順

まず、ABC\triangle ABC4545^\circ の角を持つ直角三角形であるため、直角二等辺三角形である。したがって、AB=BC=4AB = BC = 4 である。
また、BF=xBF = x とおくと、CF=4xCF = 4 - x となる。
ABF\triangle ABF は直角三角形なので、AF=AB2+BF2=42+x2=16+x2AF = \sqrt{AB^2 + BF^2} = \sqrt{4^2 + x^2} = \sqrt{16 + x^2} となる。
EBC\triangle EBC も直角二等辺三角形なので、BE=ECBE = EC となる。また、EBC=45\angle EBC = 45^\circ である。
DEC\triangle DEC3030^\circ の角を持つ直角三角形なので、EC=DC3EC = \frac{DC}{\sqrt{3}} であり、DE=2ECDE = 2EC である。
また、BF=EFBF = EF であるため、EF=xEF = x となる。
AB=BC=4AB = BC = 4 より、BAC=45\angle BAC = 45^\circ であり、ABE\triangle ABE において、AEAE の長さを考える。
BCF\triangle BCF において、BF=EFBF = EF より、EBF=BEF\angle EBF = \angle BEF である。
CBF=90\angle CBF = 90^\circ であるので、ABF=90\angle ABF = 90^\circ である。
ABE\triangle ABEDCE\triangle DCE において、AE+EC=ACAE + EC = AC および BE+ED=BDBE + ED = BD である。
DEC\triangle DEC において、EC=3CDEC = \sqrt{3} CD である。
また、DE:EC:CD=2:1:3DE:EC:CD = 2:1:\sqrt{3} であるので、DC=3ECDC = \sqrt{3} EC である。
EDC=30\angle EDC = 30^\circ なので、EC=BC1+3EC = \frac{BC}{1+ \sqrt{3}} となる。
EC=41+3=4(13)(1+3)(13)=4(13)13=4(13)2=2(13)=2(31)EC = \frac{4}{1+\sqrt{3}} = \frac{4(1-\sqrt{3})}{(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})} = \frac{4(1-\sqrt{3})}{1-3} = \frac{4(1-\sqrt{3})}{-2} = -2(1-\sqrt{3}) = 2(\sqrt{3}-1)
EBC\triangle EBC は直角二等辺三角形なので、EFEFBCBC の中点を通る。
BF=EFBF = EF なので、EF=41+3=2(31)EF = \frac{4}{1+\sqrt{3}} = 2(\sqrt{3}-1) である。

3. 最終的な答え

EF=232EF = 2\sqrt{3} - 2

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