曲線 $y = 2x^2 - 1$ と直線 $y = -x + 2$ で囲まれた図形の面積を求める問題です。

解析学定積分面積二次関数積分
2025/4/10

1. 問題の内容

曲線 y=2x21y = 2x^2 - 1 と直線 y=x+2y = -x + 2 で囲まれた図形の面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 曲線と直線の交点の xx 座標を求めます。
2x21=x+22x^2 - 1 = -x + 2 を解きます。
2x2+x3=02x^2 + x - 3 = 0
(2x+3)(x1)=0(2x + 3)(x - 1) = 0
x=32,1x = -\frac{3}{2}, 1
したがって、交点の xx 座標は 32-\frac{3}{2}11 です。
(2) 定積分を用いて面積を計算します。
S=321((x+2)(2x21))dxS = \int_{-\frac{3}{2}}^{1} ((-x + 2) - (2x^2 - 1)) dx
S=321(2x2x+3)dxS = \int_{-\frac{3}{2}}^{1} (-2x^2 - x + 3) dx
S=[23x312x2+3x]321S = \left[ -\frac{2}{3}x^3 - \frac{1}{2}x^2 + 3x \right]_{-\frac{3}{2}}^{1}
S=(23(1)312(1)2+3(1))(23(32)312(32)2+3(32))S = \left( -\frac{2}{3}(1)^3 - \frac{1}{2}(1)^2 + 3(1) \right) - \left( -\frac{2}{3}\left(-\frac{3}{2}\right)^3 - \frac{1}{2}\left(-\frac{3}{2}\right)^2 + 3\left(-\frac{3}{2}\right) \right)
S=(2312+3)(23(278)12(94)92)S = \left( -\frac{2}{3} - \frac{1}{2} + 3 \right) - \left( -\frac{2}{3}\left(-\frac{27}{8}\right) - \frac{1}{2}\left(\frac{9}{4}\right) - \frac{9}{2} \right)
S=(4636+186)(9498368)S = \left( -\frac{4}{6} - \frac{3}{6} + \frac{18}{6} \right) - \left( \frac{9}{4} - \frac{9}{8} - \frac{36}{8} \right)
S=116(18898368)S = \frac{11}{6} - \left( \frac{18}{8} - \frac{9}{8} - \frac{36}{8} \right)
S=116(278)S = \frac{11}{6} - \left( \frac{-27}{8} \right)
S=116+278S = \frac{11}{6} + \frac{27}{8}
S=4424+8124S = \frac{44}{24} + \frac{81}{24}
S=12524S = \frac{125}{24}

3. 最終的な答え

12524\frac{125}{24}

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