$a$ を正の実数とするとき、$(a-1)(\frac{4}{a}-1)$ が最大となる $a$ の値を求める問題です。

代数学最大値相加相乗平均不等式実数
2025/4/10

1. 問題の内容

aa を正の実数とするとき、(a1)(4a1)(a-1)(\frac{4}{a}-1) が最大となる aa の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた式を展開します。
(a1)(4a1)=a4aa4a+1=4a4a+1=5a4a(a-1)(\frac{4}{a}-1) = a \cdot \frac{4}{a} - a - \frac{4}{a} + 1 = 4 - a - \frac{4}{a} + 1 = 5 - a - \frac{4}{a}.
この式を最大化するには、a+4aa + \frac{4}{a} を最小化すればよいことがわかります。
aa は正の実数なので、相加平均・相乗平均の関係が使えます。
a+4a2a4a=24=4a + \frac{4}{a} \ge 2 \sqrt{a \cdot \frac{4}{a}} = 2 \sqrt{4} = 4
等号成立は a=4aa = \frac{4}{a} のとき、すなわち a2=4a^2 = 4 のときです。aa は正の実数なので、a=2a = 2 となります。
したがって、a+4aa + \frac{4}{a} の最小値は 44 で、a=2a = 2 のときに実現します。
(a1)(4a1)(a-1)(\frac{4}{a}-1)a+4aa + \frac{4}{a} が最小のときに最大となるので、a=2a = 2 のときに最大となります。
このとき、(a1)(4a1)=5(a+4a)=54=1(a-1)(\frac{4}{a}-1) = 5 - (a + \frac{4}{a}) = 5 - 4 = 1 です。

3. 最終的な答え

a=2a = 2

「代数学」の関連問題

実数全体を全体集合 $R$ とし、$a$ を実数とする。部分集合 $A = \{x \mid x^2 - ax - 6a^2 < 0\}$ と $B = \{x \mid x^2 - 6x + 8 <...

不等式集合二次不等式命題
2025/4/19

関数 $y = \frac{bx + 1}{x - a}$ について、$a > 0, b > 0$ であり、定義域が $-a \le x \le 0$ のとき、値域が $-1 \le y \le 1$...

分数関数定義域値域関数の最大最小微分単調減少
2025/4/19

問題は、式 $(x-b)(x-c)(c-b) + (x-c)(x-a)(a-c)+(x-a)(x-b)(b-a)$ を簡略化することです。また、 $a^3 + b^3$ の公式を求める問題のようです。

式の簡略化因数分解多項式
2025/4/19

次の等式を証明する。 (1) $a^4 + b^4 = \frac{1}{2}\{(a^2+b^2)^2 + (a-b)^2(a+b)^2\}$ (2) $(a^2+3b^2)(c^2+3d^2) =...

等式の証明展開代数
2025/4/19

次の連立方程式を満たす $x:y:z$ を簡単な整数比($x>0$)で表す問題です。 $2x + 3y + z = 0$ $x + 2y - z = 0$

連立方程式方程式の解法
2025/4/19

$S_n = \omega^n + \omega^{2n}$ の値を求めよ。ただし、$n$は自然数とし、$\omega$ が何であるかは明示されていません。しかし、通常この種の文脈では、$\omega...

複素数3乗根剰余場合分け代数
2025/4/19

以下の5つの問題を解きます。 (1) $(-3x^2)^4 \div 6x^5 \times 2x^3$ を計算する。 (2) $(x+y-2)(x-y+2)$ を展開する。 (3) $x^2+2xy...

式の計算展開因数分解平方根乗法公式
2025/4/19

与えられた式 $(x-1)(x+1)(x^2-x+1)(x^2+x+1)$ を展開して簡単にせよ。

展開因数分解式の計算
2025/4/19

問題は2つの式をそれぞれ整理することです。 (11) $(x-b)(x-c)(c-b) + (x-c)(x-a)(a-c) + (x-a)(x-b)(b-a)$ (12) $x^3(y-z) + y^...

式の展開因数分解多項式
2025/4/19

与えられた式 $(a+5)(a^2 - 5a + 25)$ を展開して簡単にしなさい。

式の展開因数分解3乗の公式
2025/4/19