平面上に2点A(1,1), B(6,6)があります。大小2つのサイコロを同時に投げて、大きいサイコロの目をx、小さいサイコロの目をyとするとき、点C(x,y)をとります。以下の問いに答えてください。 (1) 点Cの取りうる場合の数を求めよ。 (2) $x > y$ である確率を求めよ。 (3) 3点A, B, Cを結んで三角形ができない確率を求めよ。 (4) グラフの1目盛りを1cmとしたとき、三角形ABCの面積が5cm^2である確率を求めよ。

確率論・統計学確率サイコロ場合の数幾何学三角形の面積
2025/4/10
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

平面上に2点A(1,1), B(6,6)があります。大小2つのサイコロを同時に投げて、大きいサイコロの目をx、小さいサイコロの目をyとするとき、点C(x,y)をとります。以下の問いに答えてください。
(1) 点Cの取りうる場合の数を求めよ。
(2) x>yx > y である確率を求めよ。
(3) 3点A, B, Cを結んで三角形ができない確率を求めよ。
(4) グラフの1目盛りを1cmとしたとき、三角形ABCの面積が5cm^2である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
x, y はそれぞれサイコロの目なので、1から6までの整数を取りえます。
xもyもそれぞれ6通りの値を取りうるので、点C(x, y)の取りうる場合の数は、6×6=366 \times 6 = 36通りです。
(2)
x>yx > yとなる場合の数を数えます。
x = 2のとき、y = 1 (1通り)
x = 3のとき、y = 1, 2 (2通り)
x = 4のとき、y = 1, 2, 3 (3通り)
x = 5のとき、y = 1, 2, 3, 4 (4通り)
x = 6のとき、y = 1, 2, 3, 4, 5 (5通り)
合計で1+2+3+4+5=151+2+3+4+5 = 15通りです。
確率は、1536=512\frac{15}{36} = \frac{5}{12}です。
(3)
3点A, B, Cが一直線上にあるとき、三角形を作ることができません。
直線ABの式は、y=xy = xです。
点C(x, y)がこの直線上にあるのは、x=yx = yのときです。
x=yx=yとなる場合の数は、(1,1), (2,2), (3,3), (4,4), (5,5), (6,6)の6通りです。
したがって、三角形ができない確率は、636=16\frac{6}{36} = \frac{1}{6}です。
(4)
3点A(1,1), B(6,6), C(x,y)で三角形ABCの面積が5となる確率を求めます。
三角形の面積の公式から、S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} | (x_A-x_C)(y_B-y_A) - (x_A-x_B)(y_C-y_A) |となります。
これをA(1,1), B(6,6), C(x,y)で計算すると、S=12(1x)(61)(16)(y1)=1255x+5y5=52yxS = \frac{1}{2} | (1-x)(6-1) - (1-6)(y-1) | = \frac{1}{2} | 5 - 5x + 5y - 5 | = \frac{5}{2}|y-x|となります。
S=5S = 5となるのは、52yx=5\frac{5}{2}|y-x| = 5より、yx=2|y-x| = 2となるときです。
つまり、yx=2y-x = 2またはyx=2y-x = -2となるときです。
yx=2y-x=2の場合:
x = 1のとき、y = 3 (1通り)
x = 2のとき、y = 4 (1通り)
x = 3のとき、y = 5 (1通り)
x = 4のとき、y = 6 (1通り)
yx=2y-x=-2の場合:
x = 3のとき、y = 1 (1通り)
x = 4のとき、y = 2 (1通り)
x = 5のとき、y = 3 (1通り)
x = 6のとき、y = 4 (1通り)
合計で8通りなので、確率は836=29\frac{8}{36} = \frac{2}{9}です。

3. 最終的な答え

(1) 36通り
(2) 512\frac{5}{12}
(3) 16\frac{1}{6}
(4) 29\frac{2}{9}

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