一辺が2cmの立方体ABCD-EFGHにおいて、4点A, B, C, Fを頂点とする三角錐ABCFについて、以下の問題を解く。 (1) 三角形ABCの面積を求める。 (2) 三角形ABCを底面としたときの、三角錐ABCFの体積を求める。 (3) 三角形ACFの面積を求める。 (4) 点Bから平面ACFに下ろした垂線の足Iとしたとき、線分BIの長さを求める。

幾何学立体図形三角錐体積面積空間ベクトル
2025/4/10

1. 問題の内容

一辺が2cmの立方体ABCD-EFGHにおいて、4点A, B, C, Fを頂点とする三角錐ABCFについて、以下の問題を解く。
(1) 三角形ABCの面積を求める。
(2) 三角形ABCを底面としたときの、三角錐ABCFの体積を求める。
(3) 三角形ACFの面積を求める。
(4) 点Bから平面ACFに下ろした垂線の足Iとしたとき、線分BIの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) 三角形ABCの面積
三角形ABCは、AB = BC = 2 cm, 角ABC = 90度の直角二等辺三角形である。
よって、面積は、
SABC=12×AB×BC=12×2×2=2S_{ABC} = \frac{1}{2} \times AB \times BC = \frac{1}{2} \times 2 \times 2 = 2
(2) 三角錐ABCFの体積
三角形ABCを底面とすると、高さはBFである。BF = 2 cmであるから、三角錐ABCFの体積は、
VABCF=13×SABC×BF=13×2×2=43V_{ABCF} = \frac{1}{3} \times S_{ABC} \times BF = \frac{1}{3} \times 2 \times 2 = \frac{4}{3}
(3) 三角形ACFの面積
三角形ACFは、AC = CF = AF = 222\sqrt{2} cmの正三角形である。
よって、面積は、
SACF=34×(22)2=34×8=23S_{ACF} = \frac{\sqrt{3}}{4} \times (2\sqrt{2})^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 8 = 2\sqrt{3}
(4) 線分BIの長さ
三角錐ABCFの体積は 43\frac{4}{3} である。三角形ACFを底面としたとき、高さはBIである。
よって、
VABCF=13×SACF×BIV_{ABCF} = \frac{1}{3} \times S_{ACF} \times BI
43=13×23×BI\frac{4}{3} = \frac{1}{3} \times 2\sqrt{3} \times BI
BI=423=23=233BI = \frac{4}{2\sqrt{3}} = \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

(1) 三角形ABCの面積: 2cm22 cm^2
(2) 三角錐ABCFの体積: 43cm3\frac{4}{3} cm^3
(3) 三角形ACFの面積: 23cm22\sqrt{3} cm^2
(4) 線分BIの長さ: 233cm\frac{2\sqrt{3}}{3} cm

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