長方形ABCDがあり、$AB = 3$ cm, $AD = 5$ cmです。辺DC上に点Fがあり、線分AFで三角形AFDを折り返すと、頂点Dが辺BC上の点Eと重なります。以下の問題を解いてください。 (1) 線分BEの長さを求めよ。 (2) 線分EFの長さを求めよ。 (3) 直線DEと直線AFの交点をGとするとき、AG:GFを求めよ。

幾何学長方形折り返しピタゴラスの定理相似メネラウスの定理
2025/4/10

1. 問題の内容

長方形ABCDがあり、AB=3AB = 3 cm, AD=5AD = 5 cmです。辺DC上に点Fがあり、線分AFで三角形AFDを折り返すと、頂点Dが辺BC上の点Eと重なります。以下の問題を解いてください。
(1) 線分BEの長さを求めよ。
(2) 線分EFの長さを求めよ。
(3) 直線DEと直線AFの交点をGとするとき、AG:GFを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分BEの長さを求める。
三角形AFEと三角形AFDは合同なので、AE=AD=5AE = AD = 5 cmです。直角三角形ABEにおいて、ピタゴラスの定理より、
AE2=AB2+BE2AE^2 = AB^2 + BE^2
52=32+BE25^2 = 3^2 + BE^2
25=9+BE225 = 9 + BE^2
BE2=16BE^2 = 16
BE=4BE = 4 cm
(2) 線分EFの長さを求める。
EC=BCBE=54=1EC = BC - BE = 5 - 4 = 1 cmです。
三角形EFCは直角三角形なので、ピタゴラスの定理より、
EF2=EC2+FC2EF^2 = EC^2 + FC^2
DF=EFDF = EFです。DC=3DC = 3 cmなので、FC=3DF=3EFFC = 3 - DF = 3 - EF
EF2=12+(3EF)2EF^2 = 1^2 + (3 - EF)^2
EF2=1+96EF+EF2EF^2 = 1 + 9 - 6EF + EF^2
6EF=106EF = 10
EF=106=53EF = \frac{10}{6} = \frac{5}{3} cm
(3) 直線DEと直線AFとの交点をGとするとき、AG:GFを求める。
DF=EF=53DF = EF = \frac{5}{3} cmなので、AF=AD2+DF2=52+(53)2=25+259=25×109=5103AF = \sqrt{AD^2 + DF^2} = \sqrt{5^2 + (\frac{5}{3})^2} = \sqrt{25 + \frac{25}{9}} = \sqrt{\frac{25 \times 10}{9}} = \frac{5\sqrt{10}}{3}
CF=353=43CF = 3 - \frac{5}{3} = \frac{4}{3}
直線DEとAFの交点をGとすると、メネラウスの定理より、
AGGF×FCCE×EBBA=1\frac{AG}{GF} \times \frac{FC}{CE} \times \frac{EB}{BA} = 1
AGGF×4/31×43=1\frac{AG}{GF} \times \frac{4/3}{1} \times \frac{4}{3} = 1
AGGF×169=1\frac{AG}{GF} \times \frac{16}{9} = 1
AGGF=916\frac{AG}{GF} = \frac{9}{16}
AG:GF=9:16AG:GF = 9:16

3. 最終的な答え

(1) BE = 4 cm
(2) EF = 53\frac{5}{3} cm
(3) AG:GF = 9:16

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