直線 $l: y=x+2$ と直線 $m: y=-\frac{1}{2}x+5$ があり、$l$と$x$軸の交点をA、$m$と$x$軸の交点をB、$l$と$m$の交点をCとする。 (1) 三角形ABCの面積を求める。 (2) Cを通り直線$l$に垂直な直線と$x$軸との交点をDとするとき、三角形BCDの面積を求める。 (3) (2)のとき、Dを通り直線$l$に平行な直線と直線$m$との交点をEとするとき、三角形CDEの面積を求める。

幾何学直線面積座標平面交点三角形
2025/4/12

1. 問題の内容

直線 l:y=x+2l: y=x+2 と直線 m:y=12x+5m: y=-\frac{1}{2}x+5 があり、llxx軸の交点をA、mmxx軸の交点をB、llmmの交点をCとする。
(1) 三角形ABCの面積を求める。
(2) Cを通り直線llに垂直な直線とxx軸との交点をDとするとき、三角形BCDの面積を求める。
(3) (2)のとき、Dを通り直線llに平行な直線と直線mmとの交点をEとするとき、三角形CDEの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、点A、B、Cの座標を求める。
Aは直線llxx軸の交点なので、y=0y=0y=x+2y=x+2に代入して、0=x+20=x+2より、x=2x=-2。よって、Aの座標は(2,0)(-2, 0)
Bは直線mmxx軸の交点なので、y=0y=0y=12x+5y=-\frac{1}{2}x+5に代入して、0=12x+50=-\frac{1}{2}x+5より、12x=5\frac{1}{2}x=5x=10x=10。よって、Bの座標は(10,0)(10, 0)
Cは直線llと直線mmの交点なので、y=x+2y=x+2y=12x+5y=-\frac{1}{2}x+5を連立させて解く。
x+2=12x+5x+2=-\frac{1}{2}x+5
2x+4=x+102x+4=-x+10
3x=63x=6
x=2x=2
y=2+2=4y=2+2=4
よって、Cの座標は(2,4)(2, 4)
三角形ABCの底辺をABとすると、ABの長さは10(2)=1210 - (-2) = 12。高さはCのyy座標なので、44
したがって、三角形ABCの面積は、12×12×4=24\frac{1}{2} \times 12 \times 4 = 24
(2)
Cを通り直線llに垂直な直線の傾きは、直線llの傾き11の逆数の符号を変えたものなので、1-1
したがって、求める直線の方程式は、y4=1(x2)y - 4 = -1(x - 2)より、y=x+6y = -x + 6
この直線とxx軸との交点Dのxx座標は、0=x+60 = -x + 6より、x=6x = 6。よって、Dの座標は(6,0)(6, 0)
三角形BCDの底辺をBDとすると、BDの長さは106=410 - 6 = 4。高さはCのyy座標なので、44
したがって、三角形BCDの面積は、12×4×4=8\frac{1}{2} \times 4 \times 4 = 8
(3)
Dを通り直線llに平行な直線の方程式は、y0=1(x6)y - 0 = 1(x - 6)より、y=x6y = x - 6
この直線と直線mmとの交点Eを求める。
x6=12x+5x - 6 = -\frac{1}{2}x + 5
2x12=x+102x - 12 = -x + 10
3x=223x = 22
x=223x = \frac{22}{3}
y=2236=22183=43y = \frac{22}{3} - 6 = \frac{22 - 18}{3} = \frac{4}{3}
よって、Eの座標は(223,43)(\frac{22}{3}, \frac{4}{3})
Cの座標は(2,4)(2, 4)、Dの座標は(6,0)(6, 0)、Eの座標は(223,43)(\frac{22}{3}, \frac{4}{3})
三角形CDEの面積を求める。点Cを原点に移すように平行移動する。
C(0,0)C'(0, 0), D(62,04)=(4,4)D'(6-2, 0-4)=(4, -4), E(2232,434)=(163,83)E'(\frac{22}{3}-2, \frac{4}{3}-4)=(\frac{16}{3}, -\frac{8}{3})
面積は124(83)(4)163=12323+643=12323=163\frac{1}{2}|4(-\frac{8}{3})-(-4)\frac{16}{3}| = \frac{1}{2}|-\frac{32}{3} + \frac{64}{3}| = \frac{1}{2}\frac{32}{3} = \frac{16}{3}.

3. 最終的な答え

(1) 24
(2) 8
(3) 163\frac{16}{3}

「幾何学」の関連問題

大きい正方形と小さい正方形が組み合わさった図形において、黒色に塗られている部分の面積を求める問題です。大きい正方形の一辺は55cm、小さい正方形の一辺は15cmです。図がないため、黒色の部分がどこか特...

面積正方形図形
2025/4/15

$\triangle OAB$ において、辺 $OA$ を $2:1$ に内分する点を $C$, 辺 $AB$ の中点を $M$ とする。$BC$ と $OM$ の交点を $P$ とするとき、以下の問...

ベクトル内分空間ベクトルベクトルの内積
2025/4/15

図において、$y$の値を求める問題です。円に内接する四角形の性質と三角形の相似を利用します。

内接四角形相似円周角の定理
2025/4/15

円に内接する四角形BCDEがあり、$\angle ABC = 8$, $\angle ADE = y$, $\angle BAC = 3$, $\angle DAE = 4$ が与えられているとき、$...

円に内接する四角形円周角の定理角度
2025/4/15

円の割線定理に関する問題です。線分ABの長さを$z$とするとき、$z$の値を求めます。$AB = z$, $BC = 6$, $AD = 4$ が与えられています。

割線定理線分二次方程式因数分解
2025/4/15

円に内接する四角形BCDEがある。弦BCの円周角は$8^\circ$であり、$\angle BAC = 3^\circ$, $\angle DAE = 4^\circ$である。弦DEの円周角$y$を求...

円周角四角形内接角度
2025/4/15

円に内接する四角形ABCDの対角線の交点をEとする。AE = x, BE = 8, CE = 6, DE = 5であるとき、xの値を求めよ。

四角形相似円周角の定理比例
2025/4/15

半径 $r$ の円形の公園の周囲に、幅 $h$ の遊歩道がある。遊歩道の真ん中を通る円の周の長さを $l$ とするとき、この遊歩道の面積 $S$ を $h$ と $l$ の式で表せ。

面積周の長さ数式展開
2025/4/15

円に内接する四角形ABCDにおいて、対角線の交点をEとする。AE = x, BE = 8, CE = 7, DE = 5であるとき、xの値を求める。

四角形内接方べきの定理
2025/4/15

半径20cmの円を4等分した扇形と、元の円の半径を直径とする円を組み合わせた図形に関する問題です。 (1) 色のついた円の面積を求める。 (2) 太線で囲まれた部分の面積を求める。 (3) 太線部分の...

扇形面積円周図形
2025/4/15