半径 $r$ の円形の公園の周囲に、幅 $h$ の遊歩道がある。遊歩道の真ん中を通る円の周の長さを $l$ とするとき、この遊歩道の面積 $S$ を $h$ と $l$ の式で表せ。

幾何学面積周の長さ数式展開
2025/4/15

1. 問題の内容

半径 rr の円形の公園の周囲に、幅 hh の遊歩道がある。遊歩道の真ん中を通る円の周の長さを ll とするとき、この遊歩道の面積 SShhll の式で表せ。

2. 解き方の手順

まず、遊歩道の外側の円の半径を求める。
公園の半径は rr で、遊歩道の幅は hh なので、遊歩道の外側の円の半径は r+hr + h となる。
次に、遊歩道の面積 SS を求める。
遊歩道の面積は、外側の円の面積から内側の円(公園)の面積を引いたものに等しい。
したがって、
S=π(r+h)2πr2S = \pi (r+h)^2 - \pi r^2
これを展開すると、
S=π(r2+2rh+h2)πr2S = \pi (r^2 + 2rh + h^2) - \pi r^2
S=πr2+2πrh+πh2πr2S = \pi r^2 + 2\pi rh + \pi h^2 - \pi r^2
S=2πrh+πh2S = 2\pi rh + \pi h^2
S=πh(2r+h)S = \pi h (2r + h)
ここで、遊歩道の真ん中を通る円の周の長さ ll は、半径が r+h2r + \frac{h}{2} の円の周の長さであるから、
l=2π(r+h2)l = 2\pi (r + \frac{h}{2})
l=2πr+πhl = 2\pi r + \pi h
したがって、 2πr=lπh2\pi r = l - \pi h である。
これを面積の式 S=πh(2r+h)S = \pi h (2r + h) に代入すると、
S=h(2πr+πh)S = h(2\pi r + \pi h)
S=h(lπh+πh)S = h(l - \pi h + \pi h)
S=hlS = hl

3. 最終的な答え

S=hlS = hl

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