$AB = AC = 2$, $\angle A = 30^\circ$ である三角形 $ABC$ がある。このとき、三角形 $ABC$ の面積と辺 $BC$ の長さを求める。

幾何学三角形面積余弦定理三角比
2025/4/15

1. 問題の内容

AB=AC=2AB = AC = 2, A=30\angle A = 30^\circ である三角形 ABCABC がある。このとき、三角形 ABCABC の面積と辺 BCBC の長さを求める。

2. 解き方の手順

(f) 三角形 ABCABC の面積は、2辺とその間の角のsinを用いて計算できる。
面積 SS は、S=12×AB×AC×sinAS = \frac{1}{2} \times AB \times AC \times \sin A で表される。
AB=2AB = 2, AC=2AC = 2, A=30\angle A = 30^\circ なので、
S=12×2×2×sin30S = \frac{1}{2} \times 2 \times 2 \times \sin 30^\circ
sin30=12\sin 30^\circ = \frac{1}{2} より、
S=12×2×2×12=1S = \frac{1}{2} \times 2 \times 2 \times \frac{1}{2} = 1
(g) 辺 BCBC の長さは、余弦定理を用いて計算できる。
BC2=AB2+AC22×AB×AC×cosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \times AB \times AC \times \cos A
AB=2AB = 2, AC=2AC = 2, A=30\angle A = 30^\circ なので、
BC2=22+222×2×2×cos30BC^2 = 2^2 + 2^2 - 2 \times 2 \times 2 \times \cos 30^\circ
cos30=32\cos 30^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2} より、
BC2=4+48×32=843=4(23)BC^2 = 4 + 4 - 8 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 8 - 4\sqrt{3} = 4(2 - \sqrt{3})
BC=4(23)=223BC = \sqrt{4(2 - \sqrt{3})} = 2\sqrt{2 - \sqrt{3}}
ここで、23=4232=(31)222 - \sqrt{3} = \frac{4 - 2\sqrt{3}}{2} = \frac{(\sqrt{3} - 1)^2}{2} より
BC=2(31)22=2×312=2(31)=62BC = 2\sqrt{\frac{(\sqrt{3} - 1)^2}{2}} = 2 \times \frac{\sqrt{3} - 1}{\sqrt{2}} = \sqrt{2}(\sqrt{3} - 1) = \sqrt{6} - \sqrt{2}

3. 最終的な答え

三角形 ABCABC の面積は 11 であり、辺 BCBC の長さは 62\sqrt{6}-\sqrt{2} である。

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