(1) 約数の個数が8個である自然数を求める。
自然数nを素因数分解した結果がn=p1a1p2a2⋯pkakであるとき、約数の個数は(a1+1)(a2+1)⋯(ak+1)で求められる。 約数の個数が8個であるので、(a1+1)(a2+1)⋯(ak+1)=8となる。 8の約数の組み合わせは、8, 4x2, 2x2x2の3通りである。
したがって、自然数nは以下のいずれかの形で表される。 ただし、p,q,rは異なる素数とする。 p=2のとき、n=27=128<200 p=3のとき、n=37>200なので、この場合、n=128のみである。 (b) n=p3qの場合 p=2のとき、n=8q<200なので、q<25。 qは2以外の素数なので、3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23 n=24,40,56,88,104,136,152,184の8個 p=3のとき、n=27q<200なので、q<200/27≈7.4。 n=54,135,189の3個 p=5のとき、n=125q<200なので、q<200/125=1.6。 2⋅3⋅5=30<200 2⋅3⋅7=42<200 2⋅3⋅11=66<200 2⋅3⋅13=78<200 2⋅3⋅17=102<200 2⋅3⋅19=114<200 2⋅3⋅23=138<200 2⋅3⋅29=174<200 2⋅3⋅31=186<200 2⋅5⋅7=70<200 2⋅5⋅11=110<200 2⋅5⋅13=130<200 2⋅5⋅17=170<200 2⋅5⋅19=190<200 2⋅7⋅11=154<200 2⋅7⋅13=182<200 3⋅5⋅7=105<200 3⋅5⋅11=165<200 3⋅5⋅13>200 よって、18個である。
以上より、1 + 8 + 3 + 18 = 30個
(2) 18の倍数で、約数の個数が14個である自然数nを求める。 18=2⋅32なので、n=2a⋅3b⋯ (a≥1,b≥2)と表せる。 約数の個数が14なので、(a+1)(b+1)⋯=14=2⋅7。 したがって、以下のいずれかの形で表せる。
(a) n=p13の場合 nは18の倍数なので、n=213またはn=313である必要があるが、どちらも18の倍数ではないので、この場合は存在しない。 (b) n=p6qの場合 nは18の倍数なので、少なくとも2と32を因数に持つ必要がある。 (i) n=26⋅3=192 (ii) n=2⋅36=1458 (iii) n=26⋅p=64p (p=2,3) (iv) n=36⋅p=729p (p=2,3) (v) n=2⋅p6 (p=2,3) (vi) n=32⋅p6 (p=2,3) (i) n=26⋅3=192=18⋅(32/3)なので、18の倍数ではない。 (ii) n=2⋅36=1458=18⋅81なので、18の倍数。約数の個数は(1+1)(6+1)=2⋅7=14で条件を満たす。 (iii) n=26⋅pの場合、p=3が既にあるので不可。 (iv) n=36⋅pの場合、p=2が既にあるので不可。 (v) n=2⋅p6の場合、18の倍数になるには、少なくとも32が必要。したがって、これはありえない。 (vi) n=32⋅p6の場合、18の倍数になるには、少なくとも2が必要。したがって、これはありえない。 したがって、n=1458