直線 $l$ は関数 $y = ax$ のグラフ、曲線 $m$ は関数 $y = \frac{b}{x}$ のグラフである。点Aの座標は$(5, 2)$、点Bの座標は$(-5, -2)$であり、これらは直線 $l$ と曲線 $m$ の交点である。点Cはy軸上にあり、その座標は$(0, 7)$である。 (1) $a$ と $b$ の値をそれぞれ求める。 (2) 点Aと点Cを通る直線 $n$ の式を求める。 (3) $\triangle OAC$を、辺OCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める(ただし、円周率は$\pi$とする)。

代数学関数一次関数反比例座標平面図形体積円錐
2025/3/13

1. 問題の内容

直線 ll は関数 y=axy = ax のグラフ、曲線 mm は関数 y=bxy = \frac{b}{x} のグラフである。点Aの座標は(5,2)(5, 2)、点Bの座標は(5,2)(-5, -2)であり、これらは直線 ll と曲線 mm の交点である。点Cはy軸上にあり、その座標は(0,7)(0, 7)である。
(1) aabb の値をそれぞれ求める。
(2) 点Aと点Cを通る直線 nn の式を求める。
(3) OAC\triangle OACを、辺OCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める(ただし、円周率はπ\piとする)。

2. 解き方の手順

(1) aabb の値を求める。
点A(5,2)(5, 2)は直線 ll: y=axy = ax 上にあるので、2=5a2 = 5a。したがって、a=25a = \frac{2}{5}
点A(5,2)(5, 2)は曲線 mm: y=bxy = \frac{b}{x} 上にあるので、2=b52 = \frac{b}{5}。したがって、b=10b = 10
(2) 直線 nn の式を求める。
直線 nn は点A(5,2)(5, 2)と点C(0,7)(0, 7)を通る。直線 nn の式を y=px+qy = px + q とおく。
点Cの座標(0,7)(0, 7)から、q=7q = 7
点Aの座標(5,2)(5, 2)から、2=5p+72 = 5p + 7。したがって、5p=55p = -5, p=1p = -1
よって、直線 nn の式は y=x+7y = -x + 7
(3) OAC\triangle OACを、辺OCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める。
OAC\triangle OAC を OC を軸として回転させると、円錐ができる。
円錐の底面の半径は、点Aのx座標の絶対値、つまり5である。
円錐の高さはOCの長さであり、それは点Cのy座標、つまり7である。
円錐の体積は、13×π×(底面の半径)2×高さ\frac{1}{3} \times \pi \times (\text{底面の半径})^2 \times \text{高さ} で求められる。
したがって、円錐の体積は 13×π×52×7=13×π×25×7=1753π\frac{1}{3} \times \pi \times 5^2 \times 7 = \frac{1}{3} \times \pi \times 25 \times 7 = \frac{175}{3}\pi

3. 最終的な答え

(1) a=25a = \frac{2}{5}, b=10b = 10
(2) y=x+7y = -x + 7
(3) 1753π\frac{175}{3}\pi

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