地点Aと地点Bを結ぶ道がある。PはAからBへ、QはBからAへ向かって同時に出発した。出発して2時間30分後に、2人は地点Bから20kmの地点ですれ違った。PがBに到着してから3時間45分後にQがAに到着した。AとBの間の距離を求めよ。

代数学旅人算連立方程式速度距離時間
2025/4/12

1. 問題の内容

地点Aと地点Bを結ぶ道がある。PはAからBへ、QはBからAへ向かって同時に出発した。出発して2時間30分後に、2人は地点Bから20kmの地点ですれ違った。PがBに到着してから3時間45分後にQがAに到着した。AとBの間の距離を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、Pの速度を vPv_P、Qの速度を vQv_Q、AとBの間の距離を dd とする。
2時間30分(2.5時間)後、PとQはすれ違うので、その時点でのPの移動距離は d20d - 20 km、Qの移動距離は 2020 kmである。
したがって、以下の式が成り立つ。
2.5vP=d202.5v_P = d - 20
2.5vQ=202.5v_Q = 20
これから、vQ=202.5=8v_Q = \frac{20}{2.5} = 8 km/時 である。
次に、PがBに到着するまでの時間を tPt_P とすると、d=vPtPd = v_P t_P が成り立つ。
PがBに到着してから3時間45分(3.75時間)後にQがAに到着するので、3.75vQ=dvQtP3.75v_Q = d - v_Q t_P が成り立つ。
3.75×8=303.75 \times 8 = 30 なので、dvQtP=30d - v_Q t_P = 30 が成り立つ。
また、vQtPv_Q t_P はPがBに到着するまでにQが進んだ距離なので、vQtP=dvP(2.5)v_Q t_P = d - v_P(2.5)
問題文より、 PがB地点に到着してから3.75時間後にQがA地点に到着しているから、
d=2.5vP+2.5vQd = 2.5v_P + 2.5v_Q
3.75vQ=d203.75v_Q = d - 20
tP=d/vPt_P = d/v_P
tQ=d/vQt_Q = d/v_Q
tP=2.5vQt_P = 2.5v_Q
tPt_Pを求める。
d=vPtPd = v_P t_P,
3.75vQ=dvQtP3.75v_Q = d - v_Q t_P.
vQ=8v_Q = 8 なので、3.758=30=d8tP3.75*8 = 30 = d - 8 t_P.
d=30+8tPd = 30 + 8 t_P.
2.5vP=d20=30+8tP20=10+8tP2.5 v_P = d - 20 = 30 + 8 t_P - 20 = 10 + 8 t_P.
vP=10+8tP2.5=4+82.5tP=4+3.2tPv_P = \frac{10 + 8 t_P}{2.5} = 4 + \frac{8}{2.5} t_P = 4 + 3.2 t_P.
d=vPtP=(4+3.2tP)tP=4tP+3.2tP2d = v_P t_P = (4 + 3.2 t_P) t_P = 4 t_P + 3.2 t_P^2.
d=30+8tPd = 30 + 8t_Pd=4tP+3.2tP2d = 4t_P + 3.2 t_P^2 より、30+8tP=4tP+3.2tP230 + 8t_P = 4t_P + 3.2 t_P^2.
3.2tP24tP30=03.2 t_P^2 - 4t_P - 30 = 0
16tP220tP150=016 t_P^2 - 20 t_P - 150 = 0.
8tP210tP75=08 t_P^2 - 10 t_P - 75 = 0.
tP=10±1004(8)(75)16=10±100+240016=10±250016=10±5016t_P = \frac{10 \pm \sqrt{100 - 4(8)(-75)}}{16} = \frac{10 \pm \sqrt{100 + 2400}}{16} = \frac{10 \pm \sqrt{2500}}{16} = \frac{10 \pm 50}{16}.
tP=6016=154=3.75t_P = \frac{60}{16} = \frac{15}{4} = 3.75.
d=30+8tP=30+8(3.75)=30+30=60d = 30 + 8t_P = 30 + 8(3.75) = 30 + 30 = 60.

3. 最終的な答え

2地点A, B間の距離は60kmです。

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