複素数 $z$ が $z \neq 0$ を満たすとき、以下の公式が成り立つことを証明する問題です。 $|\frac{1}{z}| = \frac{1}{|z|}$ $\arg(\frac{1}{z}) = -\arg z$
2025/4/13
1. 問題の内容
複素数 が を満たすとき、以下の公式が成り立つことを証明する問題です。
2. 解き方の手順
公式[II]を利用します。とするとき、と置きます。
すると、であり、となります。
公式[II]の(ii)より、
この式にを代入すると、
となり、
が成り立ちます。
ここで、をに置き換えることを考えます。公式[II]の(ii)で, と置くと、
複素数1の絶対値は1なので、。また、複素数1の偏角は0なので、。したがって、