問題文は、集合$A$と集合$B$の補集合である$\overline{A}$と$\overline{B}$を用いて、$\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B}$が成り立つことを前提としています。その上で、「同じようにして、$\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}$ が成り立つことを確かめよ」というものです。つまり、集合$A$と集合$B$に対して、その共通部分$A \cap B$の補集合$\overline{A \cap B}$が、それぞれの補集合$\overline{A}$と$\overline{B}$の和集合$\overline{A} \cup \overline{B}$と等しくなることを証明するという問題です。
2025/4/13
1. 問題の内容
問題文は、集合と集合の補集合であるとを用いて、が成り立つことを前提としています。その上で、「同じようにして、 が成り立つことを確かめよ」というものです。つまり、集合と集合に対して、その共通部分の補集合が、それぞれの補集合との和集合と等しくなることを証明するという問題です。
2. 解き方の手順
まず、集合の包含関係を用いて証明します。
(1) を示す。
と仮定すると、 である。
これは、 または を意味する。
もし なら、 である。
もし なら、 である。
したがって、 または であり、 が成り立つ。
よって、 が示された。
(2) を示す。
と仮定すると、 または である。
もし なら、 である。
もし なら、 である。
したがって、 または であり、 を意味する。
よって、 が成り立つ。
したがって、 が示された。
(1)と(2)から、 が成り立つ。
3. 最終的な答え
が成り立つ。