与えられた3つの不等式を解きます。 (1) $(\frac{1}{2})^{2x+2} < (\frac{1}{16})^{x-1}$ (2) $2 \cdot 4^x - 17 \cdot 2^x + 8 < 0$ (3) $25^x - 3 \cdot 5^x - 10 \geq 0$

代数学不等式指数関数対数関数指数不等式二次不等式因数分解指数法則
2025/3/14

1. 問題の内容

与えられた3つの不等式を解きます。
(1) (12)2x+2<(116)x1(\frac{1}{2})^{2x+2} < (\frac{1}{16})^{x-1}
(2) 24x172x+8<02 \cdot 4^x - 17 \cdot 2^x + 8 < 0
(3) 25x35x10025^x - 3 \cdot 5^x - 10 \geq 0

2. 解き方の手順

(1) (12)2x+2<(116)x1(\frac{1}{2})^{2x+2} < (\frac{1}{16})^{x-1}
116=(12)4\frac{1}{16} = (\frac{1}{2})^4 なので、与式は (12)2x+2<((12)4)x1(\frac{1}{2})^{2x+2} < ((\frac{1}{2})^4)^{x-1} と書き換えられます。
(12)2x+2<(12)4(x1)(\frac{1}{2})^{2x+2} < (\frac{1}{2})^{4(x-1)}
12\frac{1}{2} は 1 より小さいので、指数を比較する際に不等号の向きが反転します。
2x+2>4(x1)2x+2 > 4(x-1)
2x+2>4x42x+2 > 4x-4
2x<62x < 6
x<3x < 3
(2) 24x172x+8<02 \cdot 4^x - 17 \cdot 2^x + 8 < 0
4x=(22)x=(2x)24^x = (2^2)^x = (2^x)^2 なので、t=2xt = 2^x とおくと、与式は 2t217t+8<02t^2 - 17t + 8 < 0 となります。
因数分解すると、(2t1)(t8)<0(2t-1)(t-8) < 0 となります。
したがって、12<t<8\frac{1}{2} < t < 8 です。
t=2xt = 2^x より、12<2x<8\frac{1}{2} < 2^x < 8 です。
12=21\frac{1}{2} = 2^{-1} であり、8=238 = 2^3 なので、21<2x<232^{-1} < 2^x < 2^3 となります。
底 2 は 1 より大きいので、指数を比較する際に不等号の向きは変わりません。
1<x<3-1 < x < 3
(3) 25x35x10025^x - 3 \cdot 5^x - 10 \geq 0
25x=(52)x=(5x)225^x = (5^2)^x = (5^x)^2 なので、t=5xt = 5^x とおくと、与式は t23t100t^2 - 3t - 10 \geq 0 となります。
因数分解すると、(t5)(t+2)0(t-5)(t+2) \geq 0 となります。
したがって、t2t \leq -2 または t5t \geq 5 です。
t=5xt = 5^x より、5x25^x \leq -2 または 5x55^x \geq 5 です。
5x5^x は常に正なので、5x25^x \leq -2 を満たす xx は存在しません。
5x55^x \geq 5 より、5x515^x \geq 5^1 です。
底 5 は 1 より大きいので、指数を比較する際に不等号の向きは変わりません。
x1x \geq 1

3. 最終的な答え

(1) x<3x < 3
(2) 1<x<3-1 < x < 3
(3) x1x \geq 1

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