周囲1800mの池があり、A君とB君がジョギングをする。 (1) 同じ地点から反対向きに出発すると4分後に出会う。また、A君が出発して4分後にB君がA君を追いかけると、B君は出発から8分後にA君に追いつく。A君の速さを毎分 $x$ m、B君の速さを毎分 $y$ mとして、これらの条件から $x$ と $y$ の方程式をそれぞれ立てる。 (2) (1)で立てた方程式を解いて、A君とB君の速さ $x$ と $y$ を求める。 (3) A君とB君が同じ地点から同時に反対向きに出発するとき、出発地点で初めて出会うのが何分後か、またそれは何回目の出会いかを求める。

代数学文章題連立方程式速さ距離割合
2025/4/13

1. 問題の内容

周囲1800mの池があり、A君とB君がジョギングをする。
(1) 同じ地点から反対向きに出発すると4分後に出会う。また、A君が出発して4分後にB君がA君を追いかけると、B君は出発から8分後にA君に追いつく。A君の速さを毎分 xx m、B君の速さを毎分 yy mとして、これらの条件から xxyy の方程式をそれぞれ立てる。
(2) (1)で立てた方程式を解いて、A君とB君の速さ xxyy を求める。
(3) A君とB君が同じ地点から同時に反対向きに出発するとき、出発地点で初めて出会うのが何分後か、またそれは何回目の出会いかを求める。

2. 解き方の手順

(1)
① 反対向きに出発して4分後に出会うので、
4x+4y=18004x + 4y = 1800
② A君が出発して4分後にB君が出発し、B君が出発してから8分後に追いつくので、B君は出発から8分でA君に追いつく。A君は合計12分走っている。
12x=8y12x = 8y
(2)
①と②の方程式を解く。
4x+4y=18004x + 4y = 1800 より、
x+y=450x + y = 450
x=450yx = 450 - y
12x=8y12x = 8y より、
3x=2y3x = 2y
x=23yx = \frac{2}{3}y
450y=23y450 - y = \frac{2}{3}y
450=53y450 = \frac{5}{3}y
y=450×35=90×3=270y = 450 \times \frac{3}{5} = 90 \times 3 = 270
x=450270=180x = 450 - 270 = 180
よって、A君の速さは毎分180m、B君の速さは毎分270m
(3)
A君とB君が反対向きに出発するとき、初めて出会うのは1周分走ったときなので、
tt 分後に出会うとすると、
180t+270t=1800180t + 270t = 1800
450t=1800450t = 1800
t=1800450=4t = \frac{1800}{450} = 4
2回目に出会うのは2周分走ったとき、3回目に出会うのは3周分走ったときなので、出発地点で出会うのは池の周の長さの公倍数でなければならない。
A君は毎分180m、B君は毎分270mなので、A君が1周するのに 1800/180=101800/180 = 10 分、B君が1周するのに 1800/270=20/31800/270 = 20/3 分かかる。
2人の速さの比は 180:270=2:3180:270 = 2:3
出発地点で初めて出会うのは、A君が3周、B君が2周したとき。
A君が3周するのに 10×3=3010 \times 3 = 30 分、B君が2周するのに (20/3)×2=40/3(20/3) \times 2 = 40/3 分かかる。
これは正しくない。
A君とB君は4分後に出会う。2回目に出会うのは8分後、3回目に出会うのは12分後、4回目に出会うのは16分後、...
A君は10分で1周、B君は20/3分で1周するので、A君が3周するとB君が2周する。このとき30分経過。
2人が出発地点で出会うのは30分後。これは、7回目の出会い。

3. 最終的な答え

(1) ① 4x+4y=18004x + 4y = 180012x=8y12x = 8y
(2) A君の速さ: 毎分180m、B君の速さ: 毎分270m
(3) 30分後、7回目

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