A駅からD駅を結ぶ鉄道があり、各駅の間の距離、列車の種類と出発時刻が与えられています。 (1) 10時30分にA駅を出発する普通列車について、$x$ と $y$ の関係を表すグラフを図にかき入れなさい。 (2) 10時25分にA駅を出発する快速列車について、$x$ と $y$ の関係を表す式を答えなさい。また、$x$ の変域も答えなさい。 (3) 10時10分にD駅を出発しA駅に向かう快速列車があります。 (ア) この快速列車がA駅を10時00分に出発する普通列車と出会う時刻を答えなさい。 (イ) この快速列車がA駅を10時25分に出発する快速列車とすれ違うのは、A駅から何km離れた場所か答えなさい。

応用数学グラフ移動速さ方程式距離ダイヤグラム
2025/4/13

1. 問題の内容

A駅からD駅を結ぶ鉄道があり、各駅の間の距離、列車の種類と出発時刻が与えられています。
(1) 10時30分にA駅を出発する普通列車について、xxyy の関係を表すグラフを図にかき入れなさい。
(2) 10時25分にA駅を出発する快速列車について、xxyy の関係を表す式を答えなさい。また、xx の変域も答えなさい。
(3) 10時10分にD駅を出発しA駅に向かう快速列車があります。
(ア) この快速列車がA駅を10時00分に出発する普通列車と出会う時刻を答えなさい。
(イ) この快速列車がA駅を10時25分に出発する快速列車とすれ違うのは、A駅から何km離れた場所か答えなさい。

2. 解き方の手順

(1) 10時30分にA駅を出発する普通列車のグラフ
* A駅からB駅まで: 10km。時速60kmなので、10分かかる。
* B駅で5分停車。
* B駅からC駅まで: 25km。時速60kmなので、25分かかる。
* C駅で5分停車。
* C駅からD駅まで: 5km。時速60kmなので、5分かかる。
* 以上から、グラフは以下のようになる。
* (30, 0)から(40, 10)まで直線を引く。
* (40, 10)から(45, 10)まで水平な直線を引く。
* (45, 10)から(70, 35)まで直線を引く。
* (70, 35)から(75, 35)まで水平な直線を引く。
* (75, 35)から(80, 40)まで直線を引く。
(2) 10時25分にA駅を出発する快速列車について
* 快速列車の速さは時速80km。
* y=8060(x25)=43(x25)y = \frac{80}{60}(x-25) = \frac{4}{3}(x-25)
* D駅まで40kmなので、40=43(x25)40 = \frac{4}{3}(x-25) を解くと、x=55x = 55
* xx の変域は 25x5525 \le x \le 55
(3) 10時10分にD駅を出発しA駅に向かう快速列車について
(ア) A駅を10時00分に出発する普通列車との出会い
* 普通列車: y=xy = x (0 <= x <= 10), y=10y = 10 (10 <= x <= 15), y=x5y = x-5 (15 <= x <= 40), y=35y = 35 (40 <= x <= 45), y=x10y = x-10 (45 <= x <= 50)
* D駅を10時10分に出発する快速列車: y=4043(x10)=160343xy = 40 - \frac{4}{3}(x-10) = \frac{160}{3} - \frac{4}{3}x
* xx が 15分から40分の間に出会うと仮定すると、x5=160343xx-5 = \frac{160}{3} - \frac{4}{3}x
* 73x=1753\frac{7}{3}x = \frac{175}{3} より x=25x = 25分。
* よって、10時25分に出会う。
(イ) A駅を10時25分に出発する快速列車とのすれ違い
* 10時25分に出発する快速列車: y=43(x25)y = \frac{4}{3}(x-25)
* D駅を10時10分に出発する快速列車: y=4043(x10)y = 40 - \frac{4}{3}(x-10)
* 43(x25)=4043(x10)\frac{4}{3}(x-25) = 40 - \frac{4}{3}(x-10)
* 83x=40+43(25+10)=40+1403=2603\frac{8}{3}x = 40 + \frac{4}{3}(25+10) = 40 + \frac{140}{3} = \frac{260}{3}
* x=2608=652=32.5x = \frac{260}{8} = \frac{65}{2} = 32.5
* y=43(32.525)=43(7.5)=10y = \frac{4}{3}(32.5-25) = \frac{4}{3}(7.5) = 10km

3. 最終的な答え

(1) グラフは上記参照。
(2) y=43(x25)y = \frac{4}{3}(x-25) , 25x5525 \le x \le 55
(3) (ア) 10時25分 (イ) 10km

「応用数学」の関連問題

熱効率 $e$ の熱機関が、毎秒 $Q$ [J] の熱量を低温の熱源に捨てています。このとき、高温の熱源から毎秒受け取っている熱量を求める問題です。

熱力学熱効率エネルギー保存
2025/5/15

理想気体の状態方程式 $pV = RT$ (1モル) が与えられている。定圧熱膨張率 $\beta = \frac{1}{V} \left( \frac{\partial V}{\partial T}...

偏微分熱力学状態方程式
2025/5/15

単振り子の周期 $T$ と糸の長さ $l$ を測定し、$T = 2\pi \sqrt{\frac{l}{g}}$ の関係から重力加速度 $g$ を求めたい。$T$ の誤差が $\Delta T$、$l...

物理誤差解析微分力学
2025/5/15

問題は$\frac{(-6, 3)}{3\sqrt{5}}$を計算することです。これはベクトルをスカラーで割る操作です。

ベクトルスカラー倍ベクトルの演算有理化
2025/5/15

質量 $m [kg]$ のおもりを、軽い糸の両端AとBにつるした。糸ACと鉛直線のなす角が60°、糸BCと鉛直線のなす角が30°のとき、糸ACがおもりを引く力 $T_A [N]$ と、糸BCがおもりを...

力学力の釣り合いベクトル三角関数
2025/5/15

ばねの一端を天井に固定し、質量2.0kgのおもりAをつるすとばねの長さが0.38mになり、質量3.0kgのおもりBをつるすとばねの長さが0.45mになった。重力加速度の大きさを$9.8 m/s^2$と...

物理力学ばね連立方程式
2025/5/15

ビルの屋上から初速度 $v_0$ で小球を鉛直上方に投げ上げた運動について、以下の問いに答える問題です。 (1) 小球が最高点に達する時刻 $t_1$ を求める。 (2) 小球がビルの屋上に戻ってくる...

力学運動等加速度運動物理
2025/5/15

太郎君と花子さんが自由落下について会話しており、空欄ア、イ、ウを埋める問題です。

物理自由落下運動ルート
2025/5/15

(1) 一定の速さ $1.2 \text{ m/s}$ で進む自動車の4.0秒間の移動距離 $x$ を求める。 (2) 初速度 $3.0 \text{ m/s}$ で進む物体が、3.0秒後に $-1....

物理運動力学加速度フックの法則グラフ
2025/5/15

$x$軸上を運動する物体の位置$x$[m]と経過時間$t$[s]の関係を表すx-tグラフが与えられている。 (1) 0~2.0秒の間と、2.0~4.0秒の間の平均の速さ$\overline{v_{AB...

物理運動速度グラフ
2025/5/15