問題は、集合の等式 $A \cap B = \overline{ \overline{A} \cup \overline{B}}$ が成り立つことを、ベン図を用いて確認することです。

離散数学集合論ベン図補集合論理
2025/4/13

1. 問題の内容

問題は、集合の等式 AB=ABA \cap B = \overline{ \overline{A} \cup \overline{B}} が成り立つことを、ベン図を用いて確認することです。

2. 解き方の手順

まず、左辺 ABA \cap B をベン図で表します。これは集合 AA と集合 BB の共通部分です。
次に、右辺 AB\overline{ \overline{A} \cup \overline{B}} をベン図で表します。
* A\overline{A} は集合 AA の補集合、つまり全体集合 UU から AA を除いた部分です。
* B\overline{B} は集合 BB の補集合、つまり全体集合 UU から BB を除いた部分です。
* AB\overline{A} \cup \overline{B} は、A\overline{A}B\overline{B} の和集合、つまり A\overline{A}B\overline{B} の少なくとも一方に含まれる要素全体からなる集合です。
* AB\overline{\overline{A} \cup \overline{B}} は、AB\overline{A} \cup \overline{B} の補集合、つまり全体集合 UU から AB\overline{A} \cup \overline{B} を除いた部分です。これは、全体集合から「Aでない部分」と「Bでない部分」の和集合を除いたものなので、結局「AかつB」の部分だけが残ります。
つまり、ベン図を用いて左辺と右辺をそれぞれ図示すると、両者が同じ領域を表すことが分かります。

3. 最終的な答え

ベン図を用いた結果、AB=ABA \cap B = \overline{ \overline{A} \cup \overline{B}} が成り立つことが確認できました。

「離散数学」の関連問題

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9\}$ と、その部分集合 $A = \{2, 3, 5, 7\}$ および $B = \{3, 4, 5\}$ が与えられてい...

集合集合演算補集合共通部分和集合
2025/4/15

全体集合 $U$ の部分集合 $A, B$ について、$n(U) = 40, n(A) = 18, n(B) = 25, n(A \cap B) = 6$ であるとき、以下の値を求めます。 (1) $...

集合集合の要素数ド・モルガンの法則
2025/4/15

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$、部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4\}$、 $B = \{2, 4, 6\}$ が与えられている。 このとき、以下の値を求めよ...

集合集合演算要素数補集合共通部分和集合
2025/4/15

問題は集合の演算に関するもので、$\overline{A} \cap \overline{B}$ を求めるものです。ここで、$\overline{A}$ は集合 $A$ の補集合を意味し、$\cap$...

集合集合演算補集合共通部分ド・モルガンの法則
2025/4/15

問題は、集合$A$と集合$B$の和集合の補集合、つまり$\overline{A \cup B}$を求めることです。

集合集合論補集合ド・モルガンの法則
2025/4/15

集合 $\{1, 2, 3\}$ のすべての部分集合を求める問題です。

集合論部分集合集合
2025/4/15

与えられた画像の数学の問題は、論理学と集合論に関するものです。具体的には、論理式が真理値表を用いて等しいことを示す問題、命題がトートロジーであることを示す問題、命題の成立を判定する問題、命題の否定命題...

論理学集合論真理値表トートロジー命題否定命題集合の包含関係
2025/4/14

全体集合 $U$ とその部分集合 $A$, $B$ について、$n(U) = 40$, $n(A) = 18$, $n(B) = 25$, $n(A \cap B) = 6$ であるとき、以下の個数を...

集合補集合集合の要素数ベン図
2025/4/13

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$、部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4\}$、部分集合 $B = \{2, 4, 6\}$ が与えられたとき、以下の集合の要素の個...

集合集合演算補集合共通部分和集合
2025/4/13

問題は、集合 $A \cap \overline{B} = \overline{A \cup B}$ が成り立つことをベン図を用いて確認することです。

集合ベン図集合演算ド・モルガンの法則
2025/4/13