袋Aには1から10までの番号が書かれたカードが1枚ずつ、計10枚入っています。袋Bには1から20までの番号が書かれたカードが1枚ずつ、計20枚入っています。それぞれの袋からカードを1枚ずつ取り出したとき、袋Aから取り出したカードの番号を$X$、袋Bから取り出したカードの番号を$Y$とします。このとき、$X+Y$の期待値を求めます。

確率論・統計学期待値確率確率変数和の期待値
2025/4/13

1. 問題の内容

袋Aには1から10までの番号が書かれたカードが1枚ずつ、計10枚入っています。袋Bには1から20までの番号が書かれたカードが1枚ずつ、計20枚入っています。それぞれの袋からカードを1枚ずつ取り出したとき、袋Aから取り出したカードの番号をXX、袋Bから取り出したカードの番号をYYとします。このとき、X+YX+Yの期待値を求めます。

2. 解き方の手順

XXの期待値E(X)E(X)YYの期待値E(Y)E(Y)をそれぞれ計算し、E(X+Y)=E(X)+E(Y)E(X+Y) = E(X) + E(Y)を用いてX+YX+Yの期待値を求めます。
XXは1から10までの整数値を等確率でとるので、XXの期待値は、
E(X)=1+2+3+4+5+6+7+8+9+1010=5510=5.5E(X) = \frac{1+2+3+4+5+6+7+8+9+10}{10} = \frac{55}{10} = 5.5
YYは1から20までの整数値を等確率でとるので、YYの期待値は、
E(Y)=1+2+3+...+2020=20×21220=20×212×20=212=10.5E(Y) = \frac{1+2+3+...+20}{20} = \frac{\frac{20 \times 21}{2}}{20} = \frac{20 \times 21}{2 \times 20} = \frac{21}{2} = 10.5
したがって、X+YX+Yの期待値は、
E(X+Y)=E(X)+E(Y)=5.5+10.5=16E(X+Y) = E(X) + E(Y) = 5.5 + 10.5 = 16

3. 最終的な答え

16

「確率論・統計学」の関連問題

3つのサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出た目を $X$, $Y$, $Z$ とします。このとき、$X + Y + Z$ の分散を求めなさい。

分散確率変数サイコロ期待値
2025/4/13

確率変数 $X$ の期待値 $E(X) = -3$、分散 $V(X) = 5$、確率変数 $Y$ の期待値 $E(Y) = 2$、分散 $V(Y) = 4$ である。$X$ と $Y$ は互いに独立で...

期待値分散標準偏差確率変数独立
2025/4/13

3つのサイコロを同時に投げたとき、それぞれの出目を $X, Y, Z$ とします。積 $XYZ$ の期待値を求めます。

期待値確率サイコロ
2025/4/13

確率変数 $X$ と $Y$ が互いに独立で、それぞれの確率分布が与えられている。積 $XY$ の期待値 $E[XY]$ を求める。$X$ は $1$ と $3$ の値をとり、それぞれの確率は $P(...

確率変数期待値独立性確率分布
2025/4/13

大小2個のサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出る目をX, Yとする。確率変数X, Yが独立であることを確かめる問題です。

確率確率変数独立性サイコロ確率分布
2025/4/13

例5において、確率変数XとYの取る任意の値aとbについて、$P(X=a, Y=b) = P(X=a)P(Y=b)$が成り立つことを確認する問題です。この式は、XとYが独立であるということを示しています...

確率確率変数独立性同時確率
2025/4/13

10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨をそれぞれ1枚ずつ、合計3枚同時に投げたとき、表が出た硬貨の金額の和の期待値を求めよ。

期待値確率コイン
2025/4/13

正五角形ABCDEの頂点AにいるPさんが、さいころを振って出た目の数だけ反時計回りに頂点を移動する。 (1) さいころを1回振ったとき、Pさんが頂点Bにいる確率を求める。 (2) さいころを2回振った...

確率サイコロ期待値場合の数確率分布
2025/4/13

## 問題の内容

確率サイコロ正五角形場合の数
2025/4/13

3つのサイコロを同時に投げ、それぞれの出目を $X, Y, Z$ とするとき、出目の和 $X+Y+Z$ の期待値を求める問題です。

期待値確率変数サイコロ線形性
2025/4/13