(1)$\frac{2}{x^2-7x+10} - \frac{2}{x^2+x-30} = \frac{12}{(x-5)(x-\boxed{})(x+\boxed{})}$ の空欄を埋める問題。 (2)$\frac{13x+16}{6x^2+19x+10} = \frac{a}{3x+2} + \frac{b}{2x+5}$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b$ の値を定める問題。ただし、既に $a=5, b=6$ とあるので、確認問題の側面もある。

代数学分数式因数分解恒等式連立方程式
2025/4/15

1. 問題の内容

(1)2x27x+102x2+x30=12(x5)(x)(x+)\frac{2}{x^2-7x+10} - \frac{2}{x^2+x-30} = \frac{12}{(x-5)(x-\boxed{})(x+\boxed{})} の空欄を埋める問題。
(2)13x+166x2+19x+10=a3x+2+b2x+5\frac{13x+16}{6x^2+19x+10} = \frac{a}{3x+2} + \frac{b}{2x+5}xx についての恒等式となるように、定数 a,ba, b の値を定める問題。ただし、既に a=5,b=6a=5, b=6 とあるので、確認問題の側面もある。

2. 解き方の手順

(1)
まず、左辺の分母を因数分解する。
x27x+10=(x2)(x5)x^2 - 7x + 10 = (x-2)(x-5)
x2+x30=(x5)(x+6)x^2 + x - 30 = (x-5)(x+6)
よって、左辺は
2(x2)(x5)2(x5)(x+6)=2(x+6)2(x2)(x2)(x5)(x+6)=2x+122x+4(x2)(x5)(x+6)=16(x2)(x5)(x+6)\frac{2}{(x-2)(x-5)} - \frac{2}{(x-5)(x+6)} = \frac{2(x+6) - 2(x-2)}{(x-2)(x-5)(x+6)} = \frac{2x+12-2x+4}{(x-2)(x-5)(x+6)} = \frac{16}{(x-2)(x-5)(x+6)}
与式の右辺は
12(x5)(x)(x+)\frac{12}{(x-5)(x-\boxed{})(x+\boxed{})}
これが左辺と等しくなるためには、分母が一致する必要がある。
したがって、16(x2)(x5)(x+6)=12(x5)(x2)(x+6)\frac{16}{(x-2)(x-5)(x+6)} = \frac{12}{(x-5)(x-2)(x+6)} となる必要がある。
(2)
与えられた等式の右辺を通分する。
a3x+2+b2x+5=a(2x+5)+b(3x+2)(3x+2)(2x+5)=2ax+5a+3bx+2b6x2+15x+4x+10=(2a+3b)x+(5a+2b)6x2+19x+10\frac{a}{3x+2} + \frac{b}{2x+5} = \frac{a(2x+5) + b(3x+2)}{(3x+2)(2x+5)} = \frac{2ax+5a+3bx+2b}{6x^2+15x+4x+10} = \frac{(2a+3b)x + (5a+2b)}{6x^2+19x+10}
これが 13x+166x2+19x+10\frac{13x+16}{6x^2+19x+10} と恒等的に等しいので、分子の係数を比較する。
2a+3b=132a+3b = 13
5a+2b=165a+2b = 16
この連立方程式を解く。
2×(2a+3b)3×(5a+2b)=2×133×162 \times (2a+3b) - 3 \times (5a+2b) = 2 \times 13 - 3 \times 16
4a+6b15a6b=26484a+6b - 15a - 6b = 26 - 48
11a=22-11a = -22
a=2a=2
5(2)+2b=165(2)+2b=16
10+2b=1610+2b=16
2b=62b=6
b=3b=3
画像では a=5,b=6a=5, b=6 となっているが、正しくは a=2,b=3a=2, b=3 である。

3. 最終的な答え

(1) 16(x5)(x2)(x+6)\frac{16}{(x-5)(x-2)(x+6)} より、12(x5)(x2)(x+6)\frac{12}{(x-5)(x-\boxed{2})(x+\boxed{6})}
(2) a=2a=2, b=3b=3

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