問題2は、二次関数 $y = x^2 + (a+1)x + a + 2b$ (ただし、$a$, $b$ は整数) のグラフが $-2 \le x \le 3$ の範囲で $x$ 軸に接する場合に関する問題です。 問題3は、黄球1個、赤球2個、青球3個、白球4個、合計10個の球が入った袋から球を取り出す確率に関する問題です。

代数学二次関数確率組み合わせ場合の数
2025/4/17

1. 問題の内容

問題2は、二次関数 y=x2+(a+1)x+a+2by = x^2 + (a+1)x + a + 2b (ただし、aa, bb は整数) のグラフが 2x3-2 \le x \le 3 の範囲で xx 軸に接する場合に関する問題です。
問題3は、黄球1個、赤球2個、青球3個、白球4個、合計10個の球が入った袋から球を取り出す確率に関する問題です。

2. 解き方の手順

問題2:
(1) 頂点のxx座標は x=a+12x = -\frac{a+1}{2} です。頂点のyy座標を計算します。
y=(a+12)2+(a+1)(a+12)+a+2b=(a+1)24(a+1)22+a+2b=(a+1)24+a+2by = (-\frac{a+1}{2})^2 + (a+1)(-\frac{a+1}{2}) + a + 2b = \frac{(a+1)^2}{4} - \frac{(a+1)^2}{2} + a + 2b = -\frac{(a+1)^2}{4} + a + 2b.
よって頂点の座標は (a+12,(a+1)24+a+2b)(-\frac{a+1}{2}, -\frac{(a+1)^2}{4} + a + 2b) です。
(2) グラフが 2x3-2 \le x \le 3 の範囲で xx 軸に接するため、頂点のxx座標 a+12-\frac{a+1}{2}2a+123-2 \le -\frac{a+1}{2} \le 3 を満たす必要があります。
これは 6a+14-6 \le a+1 \le 4 、すなわち 7a3-7 \le a \le 3 を意味します。
(3) グラフが xx 軸に接するので、頂点のyy座標が0になる必要があります。つまり、 (a+1)24+a+2b=0-\frac{(a+1)^2}{4} + a + 2b = 0 が必要です。これから、2b=(a+1)24a2b = \frac{(a+1)^2}{4} - a となります。つまり、b=(a+1)28a2b = \frac{(a+1)^2}{8} - \frac{a}{2}
(4) aabbは整数なので、b=(a+1)24a8=a22a+18=(a1)28b = \frac{(a+1)^2 - 4a}{8} = \frac{a^2 - 2a + 1}{8} = \frac{(a-1)^2}{8}.
aaは整数なので、(a1)2(a-1)^2が8の倍数となる必要があります。
7a3-7 \le a \le 3 なので、a1a-18a12-8 \le a-1 \le 2 の範囲の整数です。
(a1)2(a-1)^2が8の倍数になるのは、a1=8,4,0a-1 = -8, -4, 0 のときのみです。
したがって、a=7,3,1a=-7, -3, 1 の3通り。
a=7a = -7 のとき b=(71)28=648=8b = \frac{(-7-1)^2}{8} = \frac{64}{8} = 8
a=3a = -3 のとき b=(31)28=168=2b = \frac{(-3-1)^2}{8} = \frac{16}{8} = 2
a=1a = 1 のとき b=(11)28=08=0b = \frac{(1-1)^2}{8} = \frac{0}{8} = 0
よって(a,b)(a, b) の組み合わせは (7,8),(3,2),(1,0)(-7, 8), (-3, 2), (1, 0) の3通りです。
問題3:
(1) 白球である確率は 410=25\frac{4}{10} = \frac{2}{5} です。
(2) 2個の球を取り出すとき、球の総数は 10C2=10×92=45{}_{10}C_2 = \frac{10 \times 9}{2} = 45通り。
2個の球が黄球または赤球である場合を考える。
2個とも黄球である確率は1C2=0{}_1C_2 = 0
2個とも赤球である確率は2C2=1{}_2C_2 = 1
1個が黄球、1個が赤球である確率は1C1×2C1=1×2=2{}_1C_1 \times {}_2C_1 = 1 \times 2 = 2
よって、2個が黄球または赤球である組み合わせは、1+2=31+2 = 3通り。
したがって、確率は 345=115\frac{3}{45} = \frac{1}{15} です。
(3) 3個の球の色がすべて同じである場合を考える。
3個とも青球の場合: 3C3=1{}_3C_3 = 1通り。
3個とも白球の場合: 4C3=4{}_4C_3 = 4通り。
3個の球を取り出す方法は10C3=10×9×83×2×1=120{}_{10}C_3 = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 120通り。
よって、確率は 1+4120=5120=124\frac{1+4}{120} = \frac{5}{120} = \frac{1}{24} です。
(4) 3個の球の色がすべて異なる場合を考える。
黄球1個、赤球1個、青球1個の組み合わせ: 1C1×2C1×3C1=1×2×3=6{}_1C_1 \times {}_2C_1 \times {}_3C_1 = 1 \times 2 \times 3 = 6通り。
黄球1個、赤球1個、白球1個の組み合わせ: 1C1×2C1×4C1=1×2×4=8{}_1C_1 \times {}_2C_1 \times {}_4C_1 = 1 \times 2 \times 4 = 8通り。
黄球1個、青球1個、白球1個の組み合わせ: 1C1×3C1×4C1=1×3×4=12{}_1C_1 \times {}_3C_1 \times {}_4C_1 = 1 \times 3 \times 4 = 12通り。
赤球1個、青球1個、白球1個の組み合わせ: 2C1×3C1×4C1=2×3×4=24{}_2C_1 \times {}_3C_1 \times {}_4C_1 = 2 \times 3 \times 4 = 24通り。
よって、確率は 6+8+12+24120=50120=512\frac{6+8+12+24}{120} = \frac{50}{120} = \frac{5}{12} です。
(5) 3個の球の色が2種類である場合を考える。
全事象から(3)と(4)の確率を引けば求まる。
3種類の場合の数は(4)を参照する。
3種類:5/12
1種類:1/24
2種類:1 - 5/12 - 1/24 = 24/24 - 10/24 - 1/24 = 13/24

3. 最終的な答え

問題2:
(1) (a+12,(a+1)24+a+2b)(-\frac{a+1}{2}, -\frac{(a+1)^2}{4} + a + 2b)
(2) 7a3-7 \le a \le 3
(3) b=(a+1)28a2b = \frac{(a+1)^2}{8} - \frac{a}{2}
(4) (7,8),(3,2),(1,0)(-7, 8), (-3, 2), (1, 0)
問題3:
(1) 25\frac{2}{5}
(2) 115\frac{1}{15}
(3) 124\frac{1}{24}
(4) 512\frac{5}{12}
(5) 1324\frac{13}{24}

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