大問2は、2次関数に関する問題が3つあります。 [1] は与えられた2次関数 $y = \frac{1}{4}x^2 - 3x + 10$ ($2 \le x \le 8$)について、頂点の座標、軸の方程式、最大値、最小値とその時の $x$ の値を求める問題です。 [2] は $a > 0$ の条件のもとで、2次関数 $y = ax^2 - 4ax + 2$ ($1 \le x \le 5$) の最大値、最小値に関する問題です。 [3] は放物線 $y = x^2$ を、2点(2, 3), (5, 0) を通るように平行移動させた2次関数を求める問題です。
2025/4/17
1. 問題の内容
大問2は、2次関数に関する問題が3つあります。
[1] は与えられた2次関数 ()について、頂点の座標、軸の方程式、最大値、最小値とその時の の値を求める問題です。
[2] は の条件のもとで、2次関数 () の最大値、最小値に関する問題です。
[3] は放物線 を、2点(2, 3), (5, 0) を通るように平行移動させた2次関数を求める問題です。
2. 解き方の手順
[1]
(1) 2次関数 を平方完成します。
よって、頂点の座標は(6, 1)で、軸は直線 です。
(2) の範囲で、 の最大値と最小値を求めます。頂点の 座標は6で、これは区間 に含まれます。
のとき、最小値 をとります。
のとき、
のとき、
したがって、 のとき、最大値 5 をとります。
[2]
(1) 2次関数 を平方完成します。
軸は直線 で、これは区間 に含まれます。
なので、この関数は下に凸です。よって、 で最大値をとります。
(2) で最小値をとります。
[3]
放物線 を平行移動したものが、2点(2, 3), (5, 0)を通るので、平行移動後の放物線を とおきます。
点(2, 3)を通るので、
点(5, 0)を通るので、
連立方程式を解きます。
したがって、平行移動後の放物線は です。
3. 最終的な答え
[1]
頂点:(6, 1)
軸:
最大値:5 ( のとき)
最小値:1 ( のとき)
[2]
(1)
(2)
[3]