1. 問題の内容
問題は、複素数 と の積が 0 であるとき、 または が成り立つことを証明することです。
2. 解き方の手順
まず、 を展開します。
は、実部と虚部がともに0になることを意味します。したがって、
...(1)
...(2)
(1)と(2)を満たす条件が または であることを示します。
(1)より
(2)より
ここで、 の場合、明らかに は成立します。また、 の場合も、 は成立します。
次に、 のいずれも0でないと仮定します。
このとき、(1)と(2)を2乗して足し合わせると、
であるため、 となります。 は実数なので、 かつ でなければなりません。
同様に、とが0でないと仮定すると、(1)と(2)を2乗して足し合わせると、
であるため、 となります。 は実数なので、 かつ でなければなりません。
したがって、 または が成立します。
3. 最終的な答え
または