問題は3つあります。 (5) $\triangle ABC$ において、$AB=4, A=75^{\circ}, B=60^{\circ}$ のとき、$CA$ と外接円の半径 $R$ を求めよ。 (6) $\triangle ABC$ において、$AB=3, BC=\sqrt{7}, CA=2$ のとき、$\angle A$ を求めよ。 (7) $\triangle ABC$ において、$AB=8, BC=3\sqrt{3}, B=135^{\circ}$ のとき、$\triangle ABC$ の面積 $S$ を求めよ。

幾何学三角形正弦定理余弦定理面積外接円角度
2025/4/17

1. 問題の内容

問題は3つあります。
(5) ABC\triangle ABC において、AB=4,A=75,B=60AB=4, A=75^{\circ}, B=60^{\circ} のとき、CACA と外接円の半径 RR を求めよ。
(6) ABC\triangle ABC において、AB=3,BC=7,CA=2AB=3, BC=\sqrt{7}, CA=2 のとき、A\angle A を求めよ。
(7) ABC\triangle ABC において、AB=8,BC=33,B=135AB=8, BC=3\sqrt{3}, B=135^{\circ} のとき、ABC\triangle ABC の面積 SS を求めよ。

2. 解き方の手順

(5)
まず、C\angle C を求めます。三角形の内角の和は180180^{\circ} なので、
C=180AB=1807560=45C = 180^{\circ} - A - B = 180^{\circ} - 75^{\circ} - 60^{\circ} = 45^{\circ}
正弦定理より、
CAsinB=ABsinC\frac{CA}{\sin B} = \frac{AB}{\sin C}
CA=ABsinBsinC=4sin60sin45=43222=432=462=26CA = \frac{AB \sin B}{\sin C} = \frac{4 \sin 60^{\circ}}{\sin 45^{\circ}} = \frac{4 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{4\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = \frac{4\sqrt{6}}{2} = 2\sqrt{6}
外接円の半径 RR について、正弦定理より、
ABsinC=2R\frac{AB}{\sin C} = 2R
R=AB2sinC=42sin45=222=42=422=22R = \frac{AB}{2 \sin C} = \frac{4}{2 \sin 45^{\circ}} = \frac{2}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{4}{\sqrt{2}} = \frac{4\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
(6)
余弦定理より、
BC2=AB2+CA22ABCAcosABC^2 = AB^2 + CA^2 - 2AB \cdot CA \cos A
(7)2=32+22232cosA(\sqrt{7})^2 = 3^2 + 2^2 - 2 \cdot 3 \cdot 2 \cos A
7=9+412cosA7 = 9 + 4 - 12 \cos A
12cosA=612 \cos A = 6
cosA=612=12\cos A = \frac{6}{12} = \frac{1}{2}
よって、A=60A = 60^{\circ}
(7)
ABC\triangle ABC の面積 SS は、
S=12ABBCsinB=12833sin135=1283322=66S = \frac{1}{2} AB \cdot BC \sin B = \frac{1}{2} \cdot 8 \cdot 3\sqrt{3} \cdot \sin 135^{\circ} = \frac{1}{2} \cdot 8 \cdot 3\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = 6\sqrt{6}

3. 最終的な答え

(5) CA=26CA = 2\sqrt{6}, R=22R = 2\sqrt{2}
(6) A=60A = 60^{\circ}
(7) S=66S = 6\sqrt{6}

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