問題は以下の3つのパートに分かれています。 (1) 7人(生徒4人、先生3人)が1列に並ぶときの並び方の数を求める問題が4つあります。 (1) 生徒4人が隣り合う並び方 (2) 先生3人が隣り合わない並び方 (3) 生徒2人と先生2人を選ぶ選び方 (4) 3人を選ぶとき、少なくとも1人は先生である選び方 (2) A地点からB地点への最短経路の問題が2つあります。 (1) 最短経路の数 (2) P地点を通る最短経路の数 (3) 1から5までの数字が書かれたカードが各数字3枚ずつ、計15枚あるとき、2枚のカードを同時に引く確率を求める問題が2つあります。 (1) 1枚だけ奇数である確率 (2) 少なくとも1枚が奇数である確率

確率論・統計学順列組み合わせ確率場合の数最短経路
2025/4/17

1. 問題の内容

問題は以下の3つのパートに分かれています。
(1) 7人(生徒4人、先生3人)が1列に並ぶときの並び方の数を求める問題が4つあります。
(1) 生徒4人が隣り合う並び方
(2) 先生3人が隣り合わない並び方
(3) 生徒2人と先生2人を選ぶ選び方
(4) 3人を選ぶとき、少なくとも1人は先生である選び方
(2) A地点からB地点への最短経路の問題が2つあります。
(1) 最短経路の数
(2) P地点を通る最短経路の数
(3) 1から5までの数字が書かれたカードが各数字3枚ずつ、計15枚あるとき、2枚のカードを同時に引く確率を求める問題が2つあります。
(1) 1枚だけ奇数である確率
(2) 少なくとも1枚が奇数である確率

2. 解き方の手順

(1)
(1) 生徒4人をひとまとめにして考えると、4人+先生3人の合計4つのものの並び方なので 4!4! 通りあります。生徒4人の並び方は 4!4! 通りなので、生徒4人が隣り合う並び方は 4!×4!=24×24=5764! \times 4! = 24 \times 24 = 576 通りです。
(2) まず生徒4人を並べます。その並び方の数は 4!=244! = 24 通りです。次に、生徒の間または端の5箇所から3箇所を選び、先生を並べます。その選び方は 5P3=5×4×3=60{}_{5}P_{3} = 5 \times 4 \times 3 = 60 通りです。したがって、先生どうしが隣り合わない並び方は 24×60=144024 \times 60 = 1440 通りです。
(3) 生徒4人から2人を選ぶ方法は 4C2=4×32×1=6{}_{4}C_{2} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りです。先生3人から2人を選ぶ方法は 3C2=3×22×1=3{}_{3}C_{2} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3 通りです。したがって、生徒2人と先生2人を選ぶ選び方は 6×3=186 \times 3 = 18 通りです。
(4) 7人から3人を選ぶ総数は 7C3=7×6×53×2×1=35{}_{7}C_{3} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35 通りです。生徒だけを選ぶ方法は 4C3=4×3×23×2×1=4{}_{4}C_{3} = \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} = 4 通りです。少なくとも1人が先生である選び方は、3人を選ぶ総数から生徒だけを選ぶ方法を引けばよいので、 354=3135 - 4 = 31 通りです。
(2)
(1) A地点からB地点への最短経路は、右に4回、上に3回進む必要があります。したがって、最短経路の数は 7C4=7C3=7×6×53×2×1=35{}_{7}C_{4} = {}_{7}C_{3} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35 通りです。
(2) A地点からP地点への最短経路は、右に2回、上に1回進む必要があります。したがって、最短経路の数は 3C2=3C1=3{}_{3}C_{2} = {}_{3}C_{1} = 3 通りです。P地点からB地点への最短経路は、右に2回、上に2回進む必要があります。したがって、最短経路の数は 4C2=4×32×1=6{}_{4}C_{2} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りです。P地点を通る最短経路の数は 3×6=183 \times 6 = 18 通りです。
(3)
(1) 1から5までの数字が書かれたカードは、奇数(1, 3, 5)がそれぞれ3枚、偶数(2, 4)がそれぞれ3枚、合計15枚あります。
2枚のカードを引くとき、奇数が1枚、偶数が1枚となる確率を求めます。
奇数を1枚引く確率は 915\frac{9}{15}、偶数を1枚引く確率は 614\frac{6}{14}。奇数を先に引く場合と、偶数を先に引く場合があるので、
915×614+615×914=54210+54210=108210=1835\frac{9}{15} \times \frac{6}{14} + \frac{6}{15} \times \frac{9}{14} = \frac{54}{210} + \frac{54}{210} = \frac{108}{210} = \frac{18}{35}
(2) 少なくとも1枚が奇数である確率は、2枚とも偶数である確率を1から引けばよい。
2枚とも偶数である確率は 615×514=30210=17\frac{6}{15} \times \frac{5}{14} = \frac{30}{210} = \frac{1}{7}
したがって、少なくとも1枚が奇数である確率は 117=671 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}

3. 最終的な答え

(1)
(1) 576
(2) 1440
(3) 18
(4) 31
(2)
(1) 35
(2) 18
(3)
(1) 18/35
(2) 6/7

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