まず、n でくくり出すと、以下のようになります。 limn→∞(an+bn+1+cn+2)=limn→∞n(a+bnn+1+cnn+2) ここで、n→∞ のとき、nn+1→1 および nn+2→1 となるため、 limn→∞nn+1=1 limn→∞nn+2=1 したがって、
limn→∞n(a+bnn+1+cnn+2)=limn→∞n(a+b+c) limn→∞n は発散するため、limn→∞n(a+b+c)=0 が成り立つためには、a+b+c=0 である必要があります。 しかし、これだけでは条件が不足しているので、より精密な議論が必要となります。
n+1=n(1+n1)=n1+n1≈n(1+2n1) (テイラー展開または二項定理) n+2=n(1+n2)=n1+n2≈n(1+n1) よって、
an+bn+1+cn+2≈an+bn(1+2n1)+cn(1+n1)=(a+b+c)n+(2b+c)n1 limn→∞an+bn+1+cn+2=limn→∞((a+b+c)n+(2b+c)n1) これが0になるためには、
a+b+c=0 かつ
2b+c=0 が成立する必要がある。
2番目の式より b=−2c. これを1番目の式に代入すると a−2c+c=0 なので a=c.