放物線 $y = x^2 - 2x + 2$ (これを式①とします) について、以下の問いに答えます。 (1) 式①の頂点の座標と軸の方程式を求め、グラフを描きます。 (2) 式①を原点に関して対称移動した放物線の方程式を求めます。 (3) 式①のグラフを $x$ 軸方向に $p$, $y$ 軸方向に $q$ だけ平行移動し、さらに $y$ 軸に関して対称移動すると、放物線 $y = x^2 + 4x + 1$ になりました。このときの $p$ と $q$ の値を求めます。
2025/4/17
1. 問題の内容
放物線 (これを式①とします) について、以下の問いに答えます。
(1) 式①の頂点の座標と軸の方程式を求め、グラフを描きます。
(2) 式①を原点に関して対称移動した放物線の方程式を求めます。
(3) 式①のグラフを 軸方向に , 軸方向に だけ平行移動し、さらに 軸に関して対称移動すると、放物線 になりました。このときの と の値を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 頂点の座標と軸の方程式を求めるために、式①を平方完成します。
よって、頂点の座標は であり、軸の方程式は です。
グラフは頂点が で、軸が の上に凸の放物線となります。切片は よりを通ります。
(2) 原点に関して対称移動するということは、 を に置き換えることになります。式①の を , を に置き換えると、
(3) 式①のグラフを 軸方向に , 軸方向に だけ平行移動すると、
さらに 軸に関して対称移動するということは、 を に置き換えることなので、
これが と一致するので、係数を比較して、
一つ目の式から となり、 が得られます。
二つ目の式に を代入すると、
したがって、, です。
3. 最終的な答え
(1) 頂点の座標: , 軸の方程式:
(2)
(3) ,